ぶさいくコンプレックスなんて抱いていなかったなら、とても素直な青春時代で純な恋愛を育んだと思う…
僕の髪型は、ほぼ坊主です。
5分刈りとかのように短くはありませんが、でもまあ、坊主頭です。
自分の顔を鏡で見て、「まずまずの、イイ顔だなぁ」と思います。
僕は、小学5年生くらいから、ず~っと、ぶさいくコンプレックスを抱えて生きてきました。
中学3年間。
高校3年間。
高校を卒業してから1度目の結婚をする28歳までの10年間。
この16年間が、特にもったいなかったと思います。
ぶさいくコンプレックスがなかったなら、もっとイイ恋愛ができたと思います。
僕は自分を、ド底辺の顔だと思っていました。そう決めつけて生きていたため、素直で純粋な恋愛とは真逆の、歪み、卑屈な恋愛ばかりをしてしまったと思います。
今、青春時代を思い返して、もったいなかったと思うのです。
そんな僕が、まさか、
鏡で自分の顔を見て、「イイ顔だなぁ」と思う日が訪れるなんて、若い頃の僕には1ミリも想像できなかった未来なのです。
妻のゆかりちゃんが、短く刈ったばかりの、ほぼ坊主頭の僕を見て言いました。
「その頭、職場の人は何も言わんの?」
「ん? なにも言わないよ。なんで?」
「短すぎない?」
「最近オレ、イイ男だからさぁ。坊主頭でも気にならんちゃう?」
「はあ~?」
「ほら、海老蔵さんとかイイ男は、坊主頭でもイイ男やん」
「どんだけ……。あんた、どんだけプラス思考やねん」
と、ゆかりちゃんは、苦笑いをしました。
僕の顔が変わったのではなく、僕のマインド(ものの見方・考え方)が変わり、その結果、自己評価が変わったのだと思います。
このことを、少しずつ、丁寧に活字化してみます。
自分の顔や容姿に自信のない、そういう方に、読んでいただきたいと思うからです。
僕は、ゆかりちゃんが大好きです。
おしまい
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