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天狗の導き

不思議な力に導かれるようにして、私はある神社に立ち寄ったことがあります。そこには本殿のほかにいくつもの小さな祠があり、中でも一つが特に気になりました。ですが、参拝者がいて待つのが面倒に感じたので、お参りする事なく帰路につきました。

駅に着くと電車が止まっていたため、時間を潰すために駅前をフラフラと歩き続けたところ、偶然にも先ほどの神社の裏門に出くわしました。そこで、さっき気になっていた祠に参拝しました。その祠はヤマトタケルを祀っており、そこにいると頭の中で「大災を祓え」という声が聞こえてきました。不思議な体験だったと思いながらも気のせいだと考え気に留めて居ませんでした。

その後、亡くなった父が天狗の姿で私の前に現れたのです。天狗姿の父が気になり天狗について調べると天孫降臨の際にヤマトタケルを導いたのが天狗であることを後で知りました。

しかも、我が家の家紋が天狗の扇を模した棕櫚の家紋であったこともあり、私はこれらの体験が偶然ではなく運命なのだと受け入れました。

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