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設計を仕事にしていますが、主に木工その他の生活DIYのことを記録しています。 二種電気工事士/インテリアコーディネーター/Filemaker歴15年くらい。 建築とグラフィックの間のことをやるフリーエージェントな設計者

マガジン

  • Filemakerで蔵書管理アプリを自作した話

    長らく使っていた読書アプリがサービス終了してしまったので、Filemakerを使って自分用に作った記録です。

最近の記事

NDLサーチの考察 サブタイトルをどう扱うか

今回からは各項目の読み込みについて、実際に使ってみて気がついた細かいところを考察しながら、FileMakerで処理する方法を考えます。初回はサブタイトルの扱いについてです。 まずは仕様書旧仕様ではタイトルとサブタイトルが別のタグに格納されていましたが、今年の仕様変更以来、区別されなくなったようです。特に問題は無いと言えばそうなのですが、表示が長くなりすぎることもあるのが気にはなります。 楽天booksや版元ドットコムではタイトルとサブタイトルは分けられています。 とにかく、

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    • FileMakerで蔵書アプリその9 トップページを作る

      FileMakerで蔵書管理アプリを作る話、これまでいろいろ寄り道しながら国立国会図書館データベースから取り込む方法を取り上げてきましたが、今回からは「よりアプリらしく機能すること」を目標にしたチューニングについて書いていこうと思います。 起動するシチュエーションを考えてみる基本的に自分用に作るアプリなので、自分で把握していれば最初の画面はなんでも良いと思うのですが、アプリを立ち上げた時にいろんな情報が目に入ってくると、立ち上げた目的を忘れてしまったりもするので、目的に対し

      • そもそも、NDLサーチで何を取得できるのか(FileMakerで蔵書アプリ8)

        前回までで、FileMakerデータベースでの蔵書管理の基本的なところをほぼ網羅できたと思います。これから必要な機能を補い、アプリとしての完成度を上げていく工程に入っていきますが、それでは一旦ここで、国立国会図書館サーチで取得できるデータについてフォローしてみようと思います。 国立国会図書館(NDL)データベースに格納されてるデータの仕様は、NDLサーチのサイトに全て掲載されております。ざっとスクロールして眺めてみるだけでも、とても細かく属性分けされていて、あらゆるタイプの

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        • FileMakerで蔵書管理アプリ(その7) 一覧表示を見られるようにする

          国会図書館サーチの対応がひと段落ついたので、アプリ制作の続きを進めます。 そもそも作り始めたのは、読書記録をストックするのと、読みたいリストを手元に置いておくことが目的ですから、後から記録を見られなければ意味がありません。 一覧表を作る詳しい説明は省きますが、FileMakerにはフォーム形式とリスト形式という表示方法があります。(表形式というのもありますがここでは割愛します)フォーム形式は今まで作ってきたような、1件のレコードを1画面に表示する形式、リスト形式は1件のレコ

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        NDLサーチの考察 サブタイトルをどう扱うか

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        • Filemakerで蔵書管理アプリを自作した話
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          FileMakerで13桁のISBNコードを10桁に変換する。

          今回は、Filemaker関数を使って現行13桁の書籍ISBNコードを10桁に変換する方法についての記事です。 10桁は旧仕様そもそも、現在流通している書籍についてるISBNコードは原則13桁で、10桁コードの古いものも、機械的に13桁に計算できて、ほとんどのデータベースで利用できます。今更10桁を引っ張り出してくる理由はほとんどありません。10桁を利用する唯一の理由があるとすれば、AmazonのURLです。 AmazonのURL Amazonのサイト内で、書籍の商品ペ

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          FileMakerで13桁のISBNコードを10桁に変換する。

          国立国会図書館の書影APIでどれだけの書影が取得できるか試してみる。

          前回、国立国会図書館サーチの仕様が変更されたこと、その内容について少しだけ触れました。そこで、思い立ったので書影APIでどの程度取得できるか試してみました。2022年に試してみたのですが、その時は楽天booksや版元ドットコムの方が多くのタイトルを取得でき、あまりメリットを感じませんでした。 この時に取得できたのが92/380タイトル、新旧あるいはジャンルごとに得意不得意はあるかと思いますが、版元ドットコムが294タイトル、楽天booksが251タイトル取得できたことに比べ

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          国立国会図書館の書影APIでどれだけの書影が取得できるか…

          FileMaker関数で10桁ISBNコードを13桁に変換する。

          前回の流れで、ひさしぶりにアプリの内部を見てみたところ、ちょっとした不具合が見つかってしまったので原因探しついでにISBNコードの処理について書いてみます。 そもそもISBNコードとは何かISBNコードとは、一般に流通している書籍には必ず付いてる固有の番号です。現在では13桁で標準化されています。日本図書コード管理センターが管理しています。細かい説明はここで省きますが、気になるかたは図書コード管理センターのサイトをご覧になってみてください。 https://isbn.jp

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          FileMaker関数で10桁ISBNコードを13桁に変換する。

          国立国会図書館サーチが仕様変更したようなので探ってみる。

          読書記録のために個人的に使い続けている自作のfilemakerアプリですが、NDC分類記号が戻ってこなくなったのでなんか変わったのかな、と思いながらも改修せずに放置気味でしたが、思い立って国会図書館サーチの仕様を改めて見てみました。 細かい記述は割愛しますがざっと見た感じ、リクエストURLが変わったことがデータを取得できなくなった原因のよう。しかし戻ってくるデータ自体も少し変わっているようなので、これを機に探ってみました。 5種類のインタフェースが用意されている。使えそう

          国立国会図書館サーチが仕様変更したようなので探ってみる。

          一年の終わりに今年読んだ本を羅列する。

          タイトルの通りです。 iPhoneのFilemakerアプリでタイトル一覧を吐き出したのを直接Numbersで開いて、少し整形してnoteの編集画面にコピー&ペーストできました。 こういう使い方もできるんだという発見と、少し改良の余地はあると感じたのでそのうちまとめたい。 ではここから。順番は読んだ順で上が最近です。 住まいの思考図鑑 佐川旭 エクスナレッジ 英語独習法 今井むつみ 岩波書店 直す現場 百木一朗 ビレッジプレス 再考ファスト風土化する日本 三浦展 光文社

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          角Rのサンプル

          木工に集中してて写真撮ってないのはよくあることで、気がついたら木工の話は3年くらいここに載せてないみたいですが相変わらず作ってます。 これは別のものを作ってた時に、端材がわりと揃った寸法で出てきたので、手元に置いておくために作った角Rのサンプル。設計資料でもあるけれど、自分で削ってみることで、刃の入りとか加工の難度を体感できるし、焦げついたりささくれたりした失敗の痕跡を残しておくことで思い出せるので、こういうの大事だなと思う次第であります。

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          Filemakerで蔵書管理アプリ(その6)入力部分とブラウズ部分を切り分ける

          久しぶりの更新です。ちょっと間が空いてしまったので前回どこまでやったか忘れ気味ですが、予定通りに管理アプリのチューニングについてです。 よりデータベースらしくチューニングする前回までに作ったものは、見た目は専用アプリっぽくはなっていますが、内部の処理は大きなスプレッドシートに1行ずつ追加しているのと変わりはありません。データ自体はそれ以外にないのですが、誤って書き換えてしまったり、途中で入力をやめたものがゴミのように残っていたり、ということが可能性は低いとはいえ起こり得ます

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          Filemakerで蔵書管理アプリ(その5)楽天booksAPIで書籍情報を取得する

          Filemakerで蔵書管理アプリを作る話、今回は楽天BooksのAPIで情報を取得することについてです。なお、本稿は有料になっていますが本文は全て無料で、最後の有料部分で作成したデータをダウンロードできるようになっています。 楽天のAPIを使用するにはIDが必要楽天は書籍に限らず、楽天市場で販売されてる商品や楽天トラベルのAPIも提供しています。書籍系の検索でも、雑誌や電子書籍(kobo)、CDの検索機能も提供しています。 使用するには固有のアプリIDが必要です。固有I

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          Filemakerで蔵書管理アプリ(その5)楽天booksAPIで書籍情報…

          【2024年2月更新】 Filemakerで蔵書管理アプリ制作(その4)書影を取得する

          前回に引き続きの蔵書管理アプリを作った話、今回は書影の取り込みについてです。本文は全て無料ですが、一番下の有料部分でデータをダウンロードできるようにしています。また、マガジンで購入していただいた場合は全てのデータをダウンロードできるようにしております。 国会図書館サーチは書影も提供している前回まで、各種データを取得するために利用していた国会図書館サーチは書影の提供もしています。 前回まで利用していたURLとは違い、書影は専用のリクエストURLです。該当部分を引用します。

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          【2024年2月更新】 Filemakerで蔵書管理アプリ制作(その4)…

          【2024年2月更新】 Filemakerで蔵書管理アプリを自作した(その3)

          Filemakerで蔵書管理を自作した話、前回はバーコード読み取りからタイトルが自動で挿入されるところまで取り上げました。今回はその続き、必要な項目全てが自動入力されるようになるまでです。基本的に全文無料ですが、投げ銭してくださった方にはお礼として、有料部分で作成したデータをダウンロードできるようにいたします。 まずは項目を作ってしまうやることはいろいろありますが、とにかく自分が入力するつもりで、レイアウトモードで完成形をイメージしながらフォーマットを作ってしまいます。

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          【2024年2月更新】 Filemakerで蔵書管理アプリを自作した(…

          Filemakerで蔵書管理アプリを自作した話(その2)

          Filemakerで蔵書管理アプリを自作した話、今回はネットから書籍に関する情報を拾い上げる方法についてです。 書籍データのオンラインデータベース書籍に限らず、なにか商品情報を調べようとした時にアクセスしやすいのはAmazonで、膨大なデータベースがあります。最初に利用できるデータベースを探していた2014年頃、なんとかして利用できないのか、と試行錯誤したのですが、膨大さゆえに扱いづらさを感じたことを覚えてます。 書籍のデータベースとして利用できるのは知っている範囲では

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          Filemakerで蔵書管理アプリを自作した話(その2)

          Filemakerで蔵書管理アプリを自作した話(その1)

          前回に引き続きfilemakerのこと。 自作の蔵書管理のアプリについて、今回はiPhoneのカメラでバーコードを読んで、webページにアクセスできるできる最低限の機能を実装したところまでです。記事の最後に、iPhone用アプリ「Filemaker Go」で動かせるアプリのリンクを貼っておきます。 まず項目を並べて、フォーマットを作ってしまう本のデータベースを作るにあたって、必要な(管理したい)データの空白フォーマットをまず作ってしまいます。人によっていろんなやり方があるか

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          Filemakerで蔵書管理アプリを自作した話(その1)