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音大卒フリーアナウンサーへの道のり:8

かなーり間が空きましたが、続きです!

<前回まで>

ボタンのかけ違いなどもあり10年勤務した会社を退職。
結果「会社員+MC」のパラレルではなく「MC+他のレギュラーワーク」へ軸足を変えることになりました。

<新たな軸足と繋がり>

レギュラーワークは、営業事務やコンタクトセンターなど「多少平日の予定の融通がきくもの」かつ「これまでのスキルでできるもの」を選びました。

ここからの3〜4年ほどは、週末ほぼMC。
婚活パーティ・イベント・発表会・ブライダル・式典など
フランクな場から、フォーマルな場まで
平日の夜はレッスン。
思い返せば、無我夢中な日々。

その中で、会社員時代よりも身軽になった分、フットワーク軽く動けるようになったので、他の繋がりを持つことにもトライしていました。

富山県人会連合会に参加したり、学生時代の繋がりが復活したり、音楽繋がり、鎌倉繋がり、司会者繋がりなど、いろんな繋がりから直接仕事のご依頼をいただくことも増えました。

退職したのは2015年の秋。
2017年頃からは、少しずつ、社内講師向けワークショップの依頼があったり、とやまふるさと大使に推薦いただいたり、首都圏で開催される富山県関連のイベントMCをご依頼いただり…ありがたいことに、会社員時代の繋がりすらお仕事に繋がったりしていました。

<2つの新規開拓>

そして2018年。
MC以外にも活動の幅を広げたいという考えが湧き出てきました。
少し舵を切って、2つのことを展開し始めます。

ひとつ目は「声や伝え方」のワークショップ開催。前年にワークショップを行ったことや、日頃から「声や伝え方」について質問や相談をいただくことも増えてきたので、自分でワークショップを主催してみることにしました。

2018年初頭 北鎌倉たからの庭からスタート
続いて、かまくら駅前蔵書室(カマゾウ)でもスタート

たからの庭では、鎌倉特有の谷戸(やと)の立地を生かして、緑の中で思い切り声を出そう!というワークを設けていました。「声」が中心。
カマゾウでは、参加者自身もワークショップを開催される方が多いこともあり「伝え方」を中心にしたワークを行っていました。

ふたつ目は ラジオ番組を作って放送。「ラジオの仕事がなければ、ラジオ番組をつくればいいじゃない」 ということで、2018年10月から「楽しい音楽の時間!Radio」をスタート。

パーソナリティを集める、タイトルやコンセプトを決めたり、初めてトライすることばかりでとても新鮮でした。

<フリーアナウンサー「伝えびと」が生まれる>

2つの新規開拓を行うにあたって「自分は何者か?」「活動の方向性」などを考えました。

活動はMCだけではなくなるのですが、当時は「フリーアナウンサー」と名乗ることにとても抵抗がありました。本来は、フリーの(放送局に雇用されていない)アナウンサーを示す言葉ですが、「元・局アナさん」のイメージがどうしても強いので。

そこで、独自の肩書き・プロジェクト名を考えよう!と思い立ちました。

活動している場所が、鎌倉で「べっぴん声講座」という名前をつけたこともあって「和」のテイストがあるといいな、とぼんやり考えながら思いついたのが「伝えびと」でした。

ありがたいことに、この名前は「いいね!」とよく褒めていただきます。

そしてだいたい、具体的にはどんなことをしているの?と尋ねていただけるので、そこで活動の説明ができるというよい機会を産みます。

当時のわたし、いぇい!

個人事業をされている先輩にアドバイスをいただくなどして、イメージカラーを決めて、ホームページ・名刺・ロゴマークをつくったのがこの頃です。

活動の方向性としては、この3本柱として名刺やホームページに記載。
・ご依頼いただいて「伝える」・・・MC、ナレーション、ラジオ
・「伝える」を「伝える」・・・ワークショップ
・魅力を「伝える」・・・鎌倉・横浜・富山 + 音楽

今は、わたしの軸はやはりアナウンスメントなので、「フリーアナウンサー」と「伝えびと」を併記したり、どちらかだけ名乗ったり…時と場合によって使い分けています。
結果的に「伝えびと」という自分らしい言葉があるからこそ、フリーアナウンサーと名乗ることへの抵抗があまりなくなりました。というのが現在です。

ということで、やっと・・・!
この話の表題

「音大卒フリーアナウンサー」

に、たどり着くことができました!!!わーい!

〜 おわり 〜

に、しようと思いましたが、もう少しだけ。

その後、ナレーションとラジオを増やしたい!と奮闘します。

ラジオに関しては、新たに突撃登録したキャスティング事務所様からラジオのお仕事をいただけるようになりました。MCのお仕事を希望したところ、ラジオの経験があるのであれば、ラジオのお仕事を紹介できる、という巡り合わせ。「実績がなければ作ればいいじゃない」がよい結果に結びつきました。

ナレーションに関しては、プライベートで色々としんどいことがあった2019年、声が思うようにでなくなってしまいます(既存の仕事はなんとか対応していた)。その頃に出会ったナレーションの先生が心理学を学んだ方で、心理学的アプローチや本の紹介をしていただき、結果的にほぼ立て直しに費やしてしまいました。結果的にとても生きやすくなったのでよかったのですが…大きな進展はしませんでした。進展しているのはむしろ今年2020年。発展途上中。なので、また別に記したいと思います。

ここまでが、去年2019年の年末までのお話です。

2020年がこのような年になろうとは思いもよりませんでしたが、大きな転機となることがいくつも起こりました。今も起こっています。

一旦このシリーズは終わりにして、年末あたりに今年の振り返りを書くかもしれません。

〜風に吹かれる人生が、まだ1ページ〜

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