コロナ禍に入ってしばらくはITとアナウンス業のパラレルワーカーでした。IT側の業績が悪化して受動的にパラレル解消となったことは、今から思うと今後の人生について考えるきっかけだったのかもしれません。

「できることで対価をいただく」という生き方。

いろんなことに興味が尽きず「できること＝やりたいこと」に転換させるのも得意ということもあり、師匠にも恵まれ、できることを対価にして生きてくることができました。実はアナウンス業もそのひとつです。氷河期世代には多い生き方とも言えるのではないでしょうか。周りは”何でもやりまっせ”という人が多いです。ただ、わたしの場合はここまで「本当にしたいこと」をさほど考える機会をもたず、目の前に与えられる機会に応えることに終始していたと思います。

そのまま生きていく道もあったのかもしれませんが、コロナ禍以降、色々と八方塞がりになることが起きまして、その結果、数年かかりましたが「本当にしたいことは何？」を見つめ直すことができました。これは不思議な出会いの数々のおかげです。「その人を信じている自分を信じる」力が養われたように思います。自分を信じる、これ大事。

人生が変わるとき、本当に「出会う人が変わる」「退路を断たれる」んだなあ・・いや、退路断たれないと真剣に考えないからこそ「真剣に考えたまえ」という事象が次々に起きたのかもしれません。

旅しながら仕事をする
国内外多拠点生活をすると決める

久しぶりに叶えたい夢を見つけました。音大へ行きたい！と思ったとき以来です。叶えたいことのために「できることで対価を得る」新たなフェーズへ歩き出そうとしています。過渡期なので正直しんどいことも多いですが、夢に向かってがんばります。

結局自分のことばかり書いていますが、さらけ出すことで何方かのちょっとしたヒントになればとても嬉しいです。

今日もお読みいただきありがとうございます。
旅するアナウンサー 高木真紀