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めまいで救急搬送された件

めまいは初めてではなく、3回目。
初回は9年前。ソチオリンピックの頃だったので覚えています。
でもその次がどうしても思い出せない。

搬送時に色々と過去の症状をヒアリングされたのですが、案外覚えていなかったので、わたしのための記録として残しておくことにします。

「めまいは安静にしているだけでは治るものではない」

6月も終わりに近づき、雨と晴れ間が交互にきている時期。夕食をとったあと視界が少しまわってふらつきがあることに気づく。「低気圧のせいかな。だったら寝たら治るかな」と就寝。

明け方に目が覚めると、視界がちょっとぐるぐる。
トイレに行くのに一苦労。

「めまいだ」「原因となる環境の変化は?」と考えて思い当たったのは、前日に皮膚科で強めのステロイド貼り薬を処方されていたこと。おそらくダニに10ヶ所ほど刺されてひどく腫れてしまい通院していたのでした。薬局へ連絡したところ「めまいの副作用は確認されていない」とのこと。

さらにぐるぐるが悪化。病院に行くとしても何科にかかるのか?そもそも歩いて病院へ行けるのか?考える力も失われてきつつあったので「#7119」へ相談。思うように声が出ないことに驚きながらも、いくつかヒアリングされたあと緊急性があると判断され「119へ繋ぎますね」と転送。転送先でまたいくつかのヒアリングの後、救急車が到着。

家のセキュリティ解除するために部屋の半分すら歩くのも困難な状態の中、消防隊員さんが到着。さらにヒアリング。

恐らく耳鼻科案件。いずれにしてもこのまま寝ているより治療を受けたほうがよい状態だと言う。自力で病院へ行くか?救急車に乗って運ばれるか?選択肢を提示されました。

とっさにどちらか判断できない。簡単な質問に変えてくださった。「歩けますか?」「無理です」後者を選択。家から担架で運び出され搬送。

病院でもヒアリング。9年前と同じ症状が出ていたけれど、詳細は思い出せず。

色んな検査の結果、脳神経系(脳梗塞など生死にかかわるもの)ではないと判断。めまいどめと吐き気どめが点滴されるにつれすーっと楽になっていきました。

点滴が始まる前に、当日行く筈だった用件にお詫びの連絡。申し訳なかったけれどこの時点で無理して行く選択肢を消して連絡をしてよかった。点滴でかなり眠くなって覚醒まで時間がかかってしまったから。

点滴で症状がだいぶ改善したので「帰っていいですよ」と声をかけられる。でも覚醒しきれてなくてぼーっとするわたしを少しの間放っておいていただけたのが有り難かったです。

日中だったので健康保険が使えたのもまたよかった。夜間だと保険証の確認ができないから?か一旦10割負担になったこともあった救急車3回目。

今後致命的なタイミング(本番日や旅先など)で発作が起きたら嫌なので、予防策を聞くために、救急外来で言われたとおり翌日耳鼻科へいくことにしました。ここで「めまい外来」があることを何かで見た覚えがあったので、ちょっと遠いけれど「めまい外来」を選択。耳鼻咽喉科って実は耳・鼻・喉で先生によって得意分野とそうでない分野があって。評判を頼りに外耳炎でかかったら、実は副鼻腔炎が得意な先生だったという経験が生きました。

さすが専門医。かなりじっくり検査していただいた結果「発作性 頭位めまい症」との診断。枕を低くしないこと、上を向いて寝ること、むくみ防止の漢方薬で様子を見て、発作が起きたらこれを飲んで。と薬を処方いただきました。これでひとりで詰むことはなさそう。ホッとしました。

9年前とは対処が変わっている。
やはり医学は進化している。
有り難い。

なお、めまいは脳神経系からくるものだと生死に関わるため、だからこそ#7119も119も救急外来も最後まで脳神経系の可能性を消さずに緊張感を持って対応し続けていました。なので素人判断禁物。今回ここに記したのはあくまでも"今回"の記録です。専門医に頼ってくださいね。

というわけでわたしはゆるゆる回復につとめています。むしろ命に関わる致命的なものがドーンとくるのではなく、こうした「キミの弱点はここだよ」とちょこちょこ教えてくれるものが続いていて、今後年を重ねていくにあたってどこのケアが必要なのか?を身体が教えてくれているようです。今まで奇跡的に仕事方面での致命的なタイミングでは訪れていなかったのですが、今回は肝が冷えました。本番前や旅先で起きたらヤバいと。「ちゃんと対策しろ」という身体からのサインだと捉えています。皮膚と耳(三半規管)と婦人科系が弱いので気をつけていきます。

結果的に、代わりがきかない事案は死守できたものの、いくつかの予定をキャンセル・代打のお願いとさせていただきました。ご迷惑をおかけし申し訳ありませんでした。

40代女子の身体、いろいろと予期しないことが起きてきます。わたしは決して丈夫ではないけれど、ケアするぶん長生きするパターンだなと思ってます(笑) 戸惑いながらも向き合って生きていこうと思います。

天候が不安定な日々が続きます。みなさまもどうかご自愛ください。

旅するアナウンサー 吉野真徠

旅の資金に充てさせていただきます!交通費・宿泊費サポートいただければ現地へ伺って記事を書かせていただきます✈️