ユーモア大さじ何杯か
なんだかまだ疲れが抜けないため、今日までのんびり過ごすことに。あー、すぐにのんびりを選択できる良さ。
予約していた本が届いていたので図書館へ。
いつも行く図書館は、あまり惹かれる書がないのだけど(古くて小さめ)、歩いてるとたまに“はっ”と気になるものに出会う。
今日はこちら。
往復書簡 老親友のナイショ文。
瀬戸内寂聴さんと、画家の横尾忠則さんの文通のような本。98歳の寂聴さんと、84歳の横尾さん。
ちょうどコロナ禍になったタイミングでの文通なのがよく分かる。人とのリアルな接点が減っていたタイミングで、ふたりの文通。
戦時中を含む昭和から平成、令和までの話、健康のことや、仕事のこと、新しいチャレンジのことなどなど。
おふたりともだいぶ良い年齢なので、「死」の話題も身近なのだが、ユーモアたっぷりで笑っちゃう。
「もうお迎えがくるはずといいながら◯年」と笑い飛ばしていたのはうちの祖母も同じ。
長生きの方の常套句なのだろう。
とにかくどの往信も返信もユーモアが大さじ何杯かくらい溢れていて、ふたりの脳内は随分楽しそうだ。
遊び心、毒舌、それをもって関われる友人。
今はそんな友人がいるけれど、おばあちゃんになってもワチャワチャ言い合える相手がいると、ずっと人生を楽しめるに違いない。
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