10年前、出産後すぐのことだった。

ある朝、突然耳鳴りがした。
なんだろう？と数日様子を見ていたら
どんどんひどくなり、いやな予感がしたのですぐに耳鼻科へ。

診断によると『急性低音障害型感音難聴』
疲れからなのか、どうやら内耳がやられてしまい
ある周波数から下が聞こえなくなってしまった。

夜中の授乳と睡眠不足に加わり
ずっとエレベーターに乗っているような
妙な感覚と耳鳴りと難聴で
私は毎日不安だった

誰かと会話していても
何を言っているのか聞き取れないことが多く
何度も聞き返すのもなんだか申し訳ない気がして
徐々に目を使って聴くようになり（口の動きなど）
それでもわからない時は
聞こえたフリをするようになっていったのを覚えている

その後の治療により
なんとか聴力を回復することができたが
私はこの時始めて
難聴の方の気持ちを考えるようになった

そして時は流れ
つい先日のこと
FBS『はじめまして赤ちゃん』の動画を作成された
KOO-KIの白川さんから
「難聴の子を持つ家族会「そらいろ」さんからのご依頼で
難聴理解の促進のための動画を作るので
歌をうたってもらえないか」とお話をいただく

私の周りにも難聴の友人がいるし
沢山の方に難聴の方の気持ちや
どのように接したら良いのかも
知っていただけたる機会になればいいなと思った

白川さんが作詞された歌詞を読んで
私も勉強になること
まだまだ知らなかったことが沢山あった

そうして完成したアニメーション動画が
いよいよ公開となった

小さなお子さんから大人まで
気軽に楽しみながら難聴について知ることができる動画

是非みなさんにご覧いただけたら嬉しいです

いいな！と思ってもらえましたら、
ぜひ、いろんな方へ伝えていただければと思います。
どうぞよろしくお願いします！

「♪なんちょうなんなん」

ディレクション＆アニメーション：白川東一（KOO-KI）
うた：永山マキ（iima）
楽曲：中村優一（株式会社インビジ）
デザイン＆アニメーション：斎藤悠実、永田健人（有限会社アイメージ）
https://www.youtube.com/watch?v=O2kM557zAnI

難聴理解の促進のために作った動画ですので、
ご自分のＳＮＳにアップしたり、友達に送ったりするのも自由とのことです。
歌詞や動画のDLはこちらから

難聴の子を持つ家族会「そらいろ」
Webサイト
https://sorairofukuoka.jimdofree.com/

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ありがたいことに
TVや新聞などでも取り上げていただけるそうです

■7月8日（木）
FBS福岡『バリはやっ！ZIP』5時20分～
5時40分頃のオンエア予定
■RKB：『タダイマ！』オンエア日未確定

＝先行上映の感想＝
■小1（男子）の母
歌声（はじめまして赤ちゃんの声ということもあり）にすごく親しみを感じた。繰り返し聞くことで口ずさめるリズムも好き。振付けなどを、難聴の子どもたちで作っても楽しいんじゃないかな。

■小1（女子）の父
目頭が熱くなった。伝えてほしいことはしっかりもりこまれていたように思います。

■小1（男子）の母
歌詞は共感するし、音楽は覚えやすそうだしで感動しました。お兄ちゃん（小学校高学年の健聴児）は、面白かった＆学校でも見てもらえるといいねーって話していた。

■平島先生（今回監修いただいている、福岡国際医療福祉大学　言語聴覚専攻科教授）
文字以外の要素（音楽やイラスト）で伝わる、伝えられることが多いというのは大変勉強になった。
あれだけの伝えたい量を、よくぞここまでコンパクトにまとめてくださってすごい！

■RKB記者　
こういった内容を行政や教育関係者が作ると、説明的になったりわかり辛いものが多いけどこれはすごい。

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