見出し画像

不安は現実にならない! ―ダニ続編―

不安なことは起こらない!


みなさんは不安に思っていることはありますか?
不安や心配事がまったくないという人は稀だと思うのですが、今日は「不安はいかに自分の人生にとって無駄なものなのか」ということについて書いてみようと思います。

『基本的に不安のうちの97%は起きない!』
この頼もしい言葉はアメリカの認知行動療法で有名なロバート・リーヒー博士が、自信の書籍「The Worry Cure」の中で熱く語っていることです。
www.amazon.co.jp/dp/B000FCKI00

なんでもシンシナティ大学でロバート博士は、被験者に毎日の心配事と、その心配事が実際に起こったかを記録してもらうという研究をしたそうです。

その研究結果によると……
・38%の人が「自分は毎日のように心配事をしている」と証言
・心配性の人が抱いた不安の85%は実際に起きなかった
・不安が現実になった場合でも、79%は自分で解決できた

このような結果が出たそうです。

要はどんなに毎日心配事に時間を使ったとしても、心配ごとが解決できずに終わるケースは全体のたった3%しかないということ。
つまり、不安や心配事の97%は取り越し苦労、つまり心配するだけ無駄だったということなのです。

心配と無縁な原住民



そういえば……私がパプアニューギニアのジャングルで出会った原住民も同じようなことを言っていました。

このパプアニューギニアは一夫多妻制のエリアが多く、妻や子供に食料や住む場所が提供できて、全員を幸せにできるなら、何人と結婚してもよいそう。

私と一緒に写真に写っている原住民は、妻が8人、子供が24人もいるそう。
自分も含め、大人9人+子供24人=合計33人を満足のいくだけの食料を毎日確保し続けられているって、本当にすごいことだと思う。
ましてここはジャングルだ。獲物を獲得するための道具もスーパーありません。たくさんの妻子たちとずっと幸せに暮らすためには、自分が老いてきたとしてもジャングルの中で動物を狩り続けなければならないことはとても大変なことに感じます。

「もし獲物が獲れなかったらどうするの?」と私が聞くと

「そんなこと、その時になったら考えると!」

私が訪れた日はとても気候が良くて、こんな日は獲物が狩りやすいそう。でも天候の影響をダイレクトに受けるジャングルでは、自然界の厳しさと嫌というほど戦わなければならないはずだ。
それでも不安など見せずに、毎日楽しそうに暮らしているのです。もし本当に1匹も獲物が獲れないときは、村の人々で助け合うのがこのエリアでのルールなのだそう。


陽気な原住民


この人を見ていると、毎日33人分もの食料を一人で調達しているなんて思えないほど陽気で楽しそう♡
それはきっと毎日、実際に起こりもしない「不安」を考えるという無駄な時間を過ごさない。それが楽しく生きるヒミツなのかもしれませんね。

では、また次回お会いしましょう。

西村真紀


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?