失敗から学ぶRDSの正しい歩き方 #そーだい本 を読んだ

本が届いたのが先週の後半、昼休みや夕食後の空き時間を使って1週間弱で読み切りました。

この本を読んで強く感じたことは、今までいかに雰囲気でRDBMSを使っていたか、ということでした。

データベース系の本というと、その方面に強い人が読むような本という印象があり、今まで全く手を出していませんでした。その結果、詳しいことはよくわからないけど、INSERT文を書いて実行すればデータが登録されるし、SELECT文を実行すればデータが取得できる…というようなインターフェイスだけを習得し、雰囲気で使ってしまっていたのですね。

この本は普段データベースに関心がある人よりも、専門分野じゃないから雰囲気で使ってしまっているというアプリケーションエンジニアこそ読んだほうが良いと感じました。どの現場にも思い当たるフシがあると思います。過去の失敗を思い出しながら読むも良し、現在抱えている案件を改善しようという気持ちで読むのも良いと思います。

自分のことを振り返ってみると、近年はORMを使うことが多く、生のSQLを書くことは殆どなくなっていました。しばらくデータベースレベルのチューニングを必要とされるような大規模案件を担当してなかったこともあり、そちらに意識が向かなくなっていたことを反省しました。

アプリケーション側がどんな言語・フレームワークに変わろうとも、データベースの仕組みはアプリケーションのそれほどは大きく変わらないでしょう。これを機会にRDBMSについて改めて学び直そうと思っています。

さいごに、著者のそーだいさんと面識ができたのはほんの数ヶ月前だったと思います。本の表紙をめくったところのプロフィールに「イベントでベストスピーカー賞を受賞するなど、わかりやすく実践的な内容のトークに定評がある。」と書かれているように、カンファレンスで講演されている姿が印象に残っています。本を読んでいても、テキストがそーだいさんの声で脳内再生され、最後まで大変おもしろく読むことができました。ありがとうございました。

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