虚しい。そこはかとなく。
憑りつかれたように魚を釣りまくり、
それがもう、家族に喜ばれてはいないことが
わかって、またもや虚しいモードになったパパ。
「あまり長くつづけると、あきちゃう」
「おもしろくもなんともなくなった」は
jamigtという単語で表現されている。
そしてこの単語がまた、辞書に載っていない。
どこかでjamigtが使われている文章はないかと
検索しているうちに、この作品についての
ブログを発見した。
筆者はKatarina Lycken Rüterさん、
高校教員であり作家でもある方で
質問を送ったら丁寧にお答えいただけた。
なるほどなるほど!
ジュースを薄めすぎて…っていうのは
言い得て妙だな!パパのせりふは
「何だか味気なくなっちまったのさ」
あたりにしたかったのだが、
漢字表記の制限もあり
「おもしろくもなんともなくなった」に。
(これだって「面白くも何ともなくなった」
としたいところなのだが。)
【未来への引継書】
「それなのに、こんなことがありました」
の原文は Men ändå. と至ってシンプル。
言ってみれば ため息のようなものなので、
本当は説明し過ぎない方よく、
「それなのに、パパったら」とか
「それなのに、まったくもう」あたりの方が
踏んだり蹴ったり感も出てよいかと。
Toveの朗読の "Men ändå." は上記の
Avsnitt 7: Dimma, del 1で!
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