スナフキンの探しもの
『ムーミン谷の十一月』で
旅に出たスナフキン。
ムーミン谷を出て
南へ南へと旅を続け、
ある日の夕方、スナフキンは
リュックの底にしまいこんであった
ハーモニカを取り出しました。
八月の間にムーミン谷のどこかで、
素晴らしい曲になること
まちがいなしの、出だしの
五小節がひらめいたのです。
ところが、その五小節が出てこない。
あの五小節は、ムーミン谷に
置いてけぼりになったんだ。
あそこにもどらなくては、
見つけられないんだ。
それからスナフキンは旅を中断し
ムーミン谷に戻る。
ここは「五つの音色」だったのを
fem takter=五小節としたところだが
五小節のイントロというのは
かなり中途半端だったりする。
もしかしたら
「大きな古時計」のように
最初の小節が弱起の曲なのかもしれない。
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