ロンドンに戻ってもうすぐ２ヶ月になる。早い、早すぎないか？
気づけば前回の投稿がもう１ヶ月以上前だった。そりゃあ日も長くなるし早咲きの桜（たぶん）も見るはずだ。

年末から何があっただろうか。大晦日はメイフェアにある老舗のメンバーズクラブで年を越した。クラシックな建物にド派手なクリスマス飾りが施され、リオのカーニバルよろしく着飾ったダンサーがゲストをお出迎え。レストランではポッシュな人々がテーブルを囲み、中にはロシア系の美女と英国紳士というグループも。そんな空間にいる自分が面白かった。

年越しのタイミングで花火が盛大に打ち上げられ、人でごった返すセントラルロンドン。イギリスのクリスマスは日本のお正月、ニューイヤーはお祭り、といった雰囲気のため、厳かなムードはなかった。この時は日本のお正月の空気が恋しかったな。年明け直前と直後の、あのなんともいえない静けさ。

年明けから英語のクラスも再開。今のクラスは英語に加え、イギリスに関する歴史文化、アートや音楽にまつわる知識なんかも得られてなかなか面白い。クラスメイトはみんなグイグイとくる個性強めのメンバー。文法のレベルは同じなのに、ラテン語系の人はぽんぽん言葉が出てくる。英語と似てる言語だから話しやすいんだよね、うらやましい。（日本語話者としては「似てる言語だから話しやすい」という感覚すらわからない。）凹むこともしばしばあるけど、その中で頑張ってるよ私、と自分を励ます。日本人らしく、とにかくスピーキングとリスニングがポンコツ。地味に頑張るしかない。

今のところ、ロンドンは東京に比べて寒くない。さらにここ最近は目覚めると青空が広がっている。フラットはいまだ暖房をつけていないし、朝や夜の身体が冷え込む感じもなし。花粉症、熱中症、気圧による偏頭痛とか、思えば東京にいるときのほうがだいぶ辛かったよ。

あとはヨガを再開したり、少しだけ多く人と会うようにしたり、そんな些細な変化を重ねる日々。そんな中で、ふと頭上を眺めて幸せだと思ったり、快晴だからクラスをさぼって好きなことしたり、カフェに差し込む光がきれいでひたすら写真を撮ったり、へんてこな花を見つけて思わず買ってしまったり、なんでもない日常をありがたく過ごしている。私には機嫌がいいとついお金を遣ってしまうというクセがあるのだが、最近はそんな日が多い。いつもよりいいお茶を飲むとか、花を多めに買うとかそんなことだけど。悪くないクセだと思っている。

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