【26 May 2019】 思ったことメモ。

こちらで日々ちょこちょこ感じること。

●エコフレンドリーなのかそうでないのか。
だいたいのカフェはすでに紙ストローになっているし、お店でもプラスティックバッグは有料。なんだけど、家庭ごみは燃えるゴミと缶が一緒に捨てられていたりする。きちんとリサイクルボックスも設置されているんだけど、人によってエコ意識に相当の差がある印象。
調べてみたらロンドンのゴミは全て圧縮されて埋め立てられるので、分別する必要がないとか。でもプラスティック系は土に還らないんじゃ? とも思うけど。それとリサイクルボックスはあれど再生システムがまだ整備されていないという記事も目にして驚愕。早くしなよ。

●そこかしこにあるざっくり感。
 あらためて、日本人って器用だし丁寧だし几帳面なんだと思う。先日フラットでガス点検があったんだけど、長身のスリムなお兄さん、報知器の簡単な電池スロットを開けるのに一苦労。手さばきも日本の人に比べてぎこちない。ジャマイカ出身と言っていたけど、そうだよね、リズムの国の人に職人的な作業は向かないのかもしれない。それと、みんな収納というものが結構適当。スーパーの袋詰め、家のクローゼット、お店の片付け方なんかも。とにかく手前にあるものから袋に入れられるし、タテにしちゃいけないだろうものもタテにされるし、私のフラットはドアが閉まればいいだろう的な収納がされている(たまに、持ち主不明のものが入っていて、その度に家主のBenedictがこれ誰のだろ?って聞いてくる。知らないよ。笑)。お店でお皿を下げられるときも、そっちを下にすればいいんじゃ・・と思ったり。
ホリスティック系のマッサージに行っても、日本人セラピストの間とか空間演出がいかに素晴らしいかを実感する。少し前に「ボーエンテクニック」なる施術を受けたときの話。本来は、体にタッチしたのち、施術者は2分間部屋を離れクライアントをひとりにする、という作業の繰り返しなんだけど、その人は部屋にとどまったまま、ノリノリの90sPOPとPCのクリック音がBGMとして聞こえてくるという環境。驚くことにそれでも深ーくリラックスしたから結果良かったんだけど、これ、しっかり静寂を作ってくれたらもっとよくなるだろうに・・! と惜しい気持ちに。
先日のスタイリングのクラスでは、新聞紙でドレスを作るという課題があり、私がプリントを表現するために同じ新聞の同じページを重ねてプリーツを作ったところ「まさにジャパニーズだね!」との褒め言葉をいただいた。同じページで揃える、と私が当たり前にやったことが彼らにはとても細やかに見えるんだなあと感じたエピソード。

●アジアの子たち。
 英語は大学のランゲージセンターで学んでいるので、大人もいるけど18〜23歳くらいの年齢の子が多い。日本以外のアジアからこの学校に来るのは、かなり豊かな家の子だと思う。が、正直、欠席したりやる気がない子も多い(でも私より話せてるのが悔しい)。まあ、その年代の自分を振り返ると偉そうなことは言えないんだけど。
でも一方で、若いのにものすごく成熟している子にも会う。なかでも印象的だったのは2人の中国人女子、HARUKOとZimi。HARUKO(お母さんが日本びいきでこれが本名だそう)はいつも明るくフレンドリーなぽっちゃりオタク系、剣道家。Zimiは一見冷たそうなんだけど、思わず姉さんと呼びたくなるような落ち着いたクールビューティ。タイプは違えど、ふたりともオープンマインドだし、前向きだし、何というか、若さゆえの力みがなく自然で堂々としている。彼女たちの佇まいには、経済的な余裕やたしかな自信が表れているように見える。でもそれをまったく鼻にかけていない、本当に豊かな人の存在感。これまではツーリストやらニュースやらの印象で苦手だった中国だけど、彼女たちに会って、一度訪れてみたくなった。ここ最近、こういった洗練されたアジア女子と接する機会が何度もあって、その度に従来のアジアのイメージがどんどん刷新される。そもそも、私が持っていたイメージなんて間違いなのかもしれないし。そうやって、魅力的な人に会うたびに行きたい場所が増える。

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