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人生の変化を後押しする香り

なぜだろうか。人生の変化のときに、特に女性は、香りに関わりたがる方が多いように感じる。

たとえば私のアトリエで提供している「パフューム作り体験」では、とにかく好きな香りだけを使ってパフュームを作るのだけど、いらした方たちのその後の人生に劇的な変化が起こることもちらほら。

この現象を方程式化するなら、ふたつの式が考えられる。

1:匂いや香りを好きになると、人生が変化する。
2:人生の変化を求めていると、無意識的に匂いや香りを好きになる

ここでざっくり「人生の変化」と表現してはいるけど、つぶさに見ていくと、女性たちの「自己表現」と「自己実現」と関わっているかもしれない。

嗅覚の嗜好性は、個人差が激しいのが通常なので、自由な捉え方が社会的に公認される、数少ない感覚だと思う。硫黄の香りを「温泉」と感じるか、「悪臭」と感じるかは、個人に委ねられている。

つまり、自分の主観的な好き・嫌いが許されるのが嗅覚の世界なのだ。

自分の世界観を築き、自己表現し、さらに自己実現していくには、こうした小さな「自分の感じ方や考え方」あるいは好き・嫌いの瞬間的反応を自分で確認しながら積み重ねていくことが欠かせない。

女性はもともと直感の優れた生き物なので、社会の抑圧から逃れたいときに、直感的に匂い・香りに救いを求めるのではないだろうか。

香りを嗅ぐ時、感情や情動を司る海馬や扁桃体が活性化するから、潜在的な自分にアクセスしやすくなる。結果として、転職したり、離婚したり、といったアクションを後押しする結果となっているのかもしれない。

現代の女性は仕事するのが当たり前になり、「キラキラ女子」といった言葉がポジティブに捉えられる時代。かつて美徳とされていた「控えめで慎ましい」主婦層は引け目を感じ、引きこもりがちになってしまう、と先日テレビでやっていた。時代が、価値観が、変化している。

アロマテラピーが主婦層に広がり、「癒し」効果を個人的に家族のために楽しんでいた時代も、変わっていくと思う。匂い香りは、もっと強力に、女性の自己表現と自己実現をサポートしていくことができるはず。こうして、多くの女性を後押しできたらいいなと、常日頃から思っている。

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https://pepe.okinawa/?page_id=812


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