makkokujira

makkokujira

最近の記事

2022年9月25日日比谷野外音楽堂、エレファントカシマシ

2022年9月25日、私は14年ぶりの日比谷野音のエレカシ観覧でした。 この日の2時間半ほどの音楽体験は私にとって、忘れられない大切な出来事です。この時の感動は今も胸に新しく、これからの人生を力づけ続けてくれると思います。 そんな個人的な感動ですが、当時ツイッターに書き散らした文をそのまま、ここに残しておくことにしました。正気ではないうわごとばかりですが、鉄は熱いうちに打てという感じの文です。老後の楽しみに読み返したいと思います。 音楽というのは一過性のものではなく、聴い

    • 2023年3月11日エレファントカシマシ横浜アリーナ、数曲の思い出

      エレファントカシマシ横浜アリーナ3月11日観覧の思い出を記します。 全曲名曲・名演だったという大前提の上、個人的に特に印象に残った4,5曲についての備忘録です。私の感情しか書かれておらず、ライブ記録の様相は何も呈しておりません。泣いてるどっかの客の話です。 11日はセンター席に着席した。大きい会場ではマニアックな角度のスタンド席が多かったため、見え方の違いに戸惑う。 着席すると隣の方が気さくに話しかけてくださった。ライブ前のなんとも言えないそわそわした気持ちを共有できて、

      • 夢のちまたに生きる

        (2021年6月「音楽文」に掲載いただいた文です) 宮本は、とても不思議だ。どんな激しい感情を歌っているように見えても、聴いているこちらの気が遠くなってしまう程の怒涛の声を発していても、いつでも透徹とした世界を漂わせている。激しさと同時にそれ以上の静けさを感じさせる。TVやインタビューなどで、着飾りたい、愛されたい、お金持ちになりたい、と俗世的とも取られる発言をするが、ちぐはぐなまでにどこか浮世離れした印象を与える。私はその理由を、宮本の根底にある無常観に由るものではない

        • さらけ出し続ける姿のうつくしさ

          2017年12月にロッキングオン主催のウェブサイト「音楽文」に掲載していただいた文章です。個人的に大切な文なので、ここに載せて残す事にしました。 ---------- 1996年、バイト先の有線からかかった「悲しみの果て」が鳴った時を昨日の事の様に覚えている。この歌詞にはこの声しか有り得ない、演奏も曲の構成も全てが奇跡の様な曲だと思った。それから15年弱、エレファントカシマシの音源を熱心に聴き、ライブに通いつめ、宮本の声や一挙手一投足に息を飲んだ。 しかし仕事や結婚に出

        2022年9月25日日比谷野外音楽堂、エレファントカシマシ