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あなたがサッカーを現地観戦することになったときにあるとおすゝめな物

皆さん、こんにちは。長野をオレンジにしてますか?

 今年はJリーグ30周年ということでJリーグ界隈はお祝いムード一色ですね。ジンバブエドル札かってくらいに無料招待券をばら撒きまくり、やれイニエスタ対香川真司だ、イニエスタ対宮市亮だ、イニエスタ対大迫勇也だと有名選手の名前をただ羅列して「イニエスタと宮市がやりあうことないだろ」とかいう至極真っ当すぎるツッコミは差し置いて、普段Jリーグを見ないであろう新しいファン層を開拓しようと無料券をただひたすらにばら撒いてるわけですが、肝心の広告や30周年記念イベント、30周年記念スペシャルコンテンツとかなかなか普及してなくないですか?
例えば公式YouTubeで毎週【Jリーグ過去の名勝負集!】とかいって、あのドラゴン久保の伝説のヘディングが生まれた試合やラモスのループシュートが生まれたあの試合、小笠原のフリーキックで決したあの試合のアーカイブを公開したり、【過去の名選手プレー集!】とかいって今監督をやってるあの人の若い頃や海外でも活躍してるあの選手のJリーグ時代の映像などなど大々的に公開したり、もっとJリーグの過去の歴史が振り返れるようなものをやっても良いと思うんですよね。森保さんの現役時代とかちょっと見たくないですか?ほかにもJリーグ乱闘劇場などやっても良いのではないでしょうか。映像の大部分がトゥーリオかウィルか大久保嘉人が占める結果になりそうですね。

 ちなみにNHKでは「Jリーグとわたし」というタイトルで、Jリーグの様々なクラブとサポーターや関係者とのサッカーを通じたエピソードを放送しているんですが、皆さんご存知でした?僕はさっき調べて知りました。それはそれとしてNHKさん、我が長野パルセイロの放送はいつやるんでしょうか??予定表にはまったく書いてないんですが?30周年イヤー終わってしまうんですけど?SC相模原さんは取り上げてますよね?ガイナーレ鳥取さんも愛媛さんも特集してますよね?同じJ3なんですけど?それに僕のところには一切取材が来てないんですが??土橋さんが現役だった頃から南長野運動公園陸上競技場に通ってるんですけど??長野Uスタジアム伝説のホーム開幕戦限定イベント【長野Uスタジアム外周1周福男ラン】のディフェンディングチャンピオンの僕になぜ取材が来ないんですか??(人気が無さ過ぎて2回で終了した模様)

 そんなこんなで今まであまりJリーグやサッカー観戦をしたことがないという方も、たまにはJリーグ見に行ってみようかと思う方もいらっしゃると思いますが、そういう皆さんに向けて今回のタイトル通り、【サッカー観戦にはこれを持っていくとなにかと便利】と思うものをいくつか挙げていきたいと思います。ちなみにタイトルをオススメではなく、おすゝめにしてるのは今話題のクリアソン新宿の例の応援問題のことを意識してつけました。おそらく伝わらないと思ったので自分から言いました。

 このインターネット時代、《サッカー 観戦 持ち物》などとグーグルやサファリ、エッジやYouTubeで検索すれば、溢れかえるほどの情報がたくさん出てきますが、今回はあくまで【個人的に持っていくと便利なもの】に絞ってピックアップしていきたいと思いますので、今まであまりJリーグを観戦したことがない方や、週に1度のサッカー観戦だけが人生の唯一の楽しみというヘビーユーザーの方、スタジアムに行って目の前の試合を見ながら順位を争うライバルクラブの試合をスマホで観戦してる僕のようなかなり重症な方まで、参考になれば幸いです。ではいってみましょう。


リュック

 もうこれはマストオブマストでリュックがオススメです。物がたくさん運べるのに両手は空く、歩くのに支障もない、ちょっとくらいフラッグがはみ出てもまあ大丈夫とまさに最強のアイテム。貴様はこれから青山のカフェで緑色の物体しか盛ってないようなランチをするんか?みたいな小さめショルダーバッグとか、とっくに絶滅したと思われていたクラッチバッグで来るような人はさすがにいないと思いますが、とにかく迷うことなくリュックにしろ!と言いたいです。Jリーグ観戦は、今日はちょっとお出かけしたい気分♪なんて考えではとても太刀打ちできません。あなたはこれから浅間山に登るのです。登山者が手提げバッグに荷物を入れて出発しますか??そのくらいの気概で臨んでください。ここでは例えに浅間山を出していますが、某町田のクラブチームの試合に行くときはリアル登山をすることになるのでJ1サポーターの皆さんは来年覚悟しておいてください。

手ぬぐい

 上記では登山の例を出しましたが、Jリーグ観戦は家を出発した瞬間から始まっています。現地に着くまでの移動がすでに旅の始まり。「スタジアムグルメ楽しみだねー☆」とか「今日はイニエスタ出場するのかなあ☆」などとのたまう幸せなサッカーファンの皆さんが胸をワクワクさせて考えてる頃、もはや重症化して手遅れになっているガチサポーター勢の人々は「〇〇時にチームバス入りだからその前のスタジアム到着シャトルバスが〇〇時か、だとすると食事はコンビニだな。シャトルバスと電車の乗り合わせが悪いから現地にテント張って前泊すれば席の最前列は確保できるな。水とトイレはスタジアム外の公園で確保できそうだし、あとは前日の仕事は午後半休をとって夜行バスと鈍行で乗り継いでいけばいいか」と考えているのです。怖いですね。真夏のホラーかと思いますね。これだけ移動すれば汗もかきますし、身体も汚れます。スタジアムグルメは正直食べづらいものもあります。手ぬぐいがあれば口も拭けるし、手も拭けるし、汗も拭けるし、なんなら近くの池で水浴びだってできます。長野Uスタジアム付近の、下から水が湧き上がる水遊びエリアで水浴びしてる不審なおっさんがいたら恐らく僕なので通報してください。

ビニール袋

 スタジアムの中で飲み食いをしたりしてると絶対にゴミが出ます。特に日本のスポーツ観戦においては、ゴミをその場に残して帰るなど言語道断。市中引き回しのうえ打ち首獄門の刑だけでなく、スマホの検索履歴、ブックマーク、中学校時代の秘密ノートや気になる女子に送ったLINEメッセージまでSNSで晒されかねないほどの厳罰が下ることになりますので、覚悟してください。そんな時は少し大きめのビニール袋にきちんと分別したうえで基本的にはゴミは持ち帰りです。たまにスタジアムでそのまま回収してくれる良心的なスタジアムもありますが、その際はきちんと分別して捨てないと、火あぶり油風呂の刑だけでなく、昔やってた恋愛ゲームの推しキャラ暴露・深夜のテンションと勢いで好きだった子に電話をかけたあの夏の思い出・お風呂上りに撮影されたまま使われることなく写真フォルダに封印されているキメ顔自撮り写真などすべてを自宅玄関前に掲示することになりますので、とにかくゴミを残して帰らないようにしましょう。でも勝ち点は長野Uスタジアムに置いて帰ってください。

エコバッグ

 サッカーを見に行くと、何かと物を買ったり、入り口でもらったりしますので、エコバッグにまとめてしまっておくと後で仕分けが楽です。せっかく現地に行ったんだしまずは形から、記念だからと、ユニフォームを買って着たりもすると思います。推しチームが勝てばそのまま気分よく家まで着て帰っても構いませんが、例えばホームで大量5失点の大敗したときなんかは、一刻も早く脱ぎ捨てて地面に叩きつけたい気持ちにもなるでしょう。そんな時に丸めてエコバッグに突っ込んだり、その他新しく買ったタオルマフラーやキーホルダー、廃課金してGETしたガチャ景品なども一緒にまとめておけるのは便利だと思います。ちなみに僕は勝っても負けてもユニフォームは着て帰る、歩く広告塔を自負してる者です。

帽子

 基本的にJリーグは昼間開催が多めです。時間帯によっては日差しが直接ぶち当たり、目が、目がああああ!とこすり倒したムスカ状態になることがありますので日焼け防止の意味でも帽子があると便利です。今僕は防止と帽子をかけたハイセンスなギャグを言いました。ロベルト本郷がなぜ帽子とサングラスをしているのか、という理由がよく分かりますね。え、今の若い子はロベルト本郷を知らない?またまた御冗談を・・・。

ブランケット

 まだ国立競技場が古かった頃、僕が高校サッカー決勝を見に行った時のことです。1月真冬の国立競技場はとても肌寒く、傾斜の急な旧国立競技場の上段はもはや標高3000M級の雪山のようでした。全身を震わせ、凍えながら、誰一人として縁もゆかりもない高校生達の一生懸命なサッカーを眺める僕をそっと包んでくれたのは、そう、君がくれたブランケット。
そのブランケットはほのかな温かみと鼻孔を擽るような君の香りを残し、あの日の思い出と、これからの二人のはるか未来まで包み込んでくれる気がしたね。今でも君が大事に持っているそのブランケットを見るたびにあの旧国立競技場での寒かった身体と暖かかった心を思い出して涙ぐんでしまうんだ。。。
そんな僕を見て、
「ちょっと何いきなり泣いてるの?ww子供の前で恥ずかしいよw」
と笑いながら意地悪に言ってくる君と、不思議そうに僕の顔を眺める我が子。
「もうー、これで涙拭いて、早くご飯食べちゃってねー」
と、君が差し出してくれたこのブランケットもだいぶ色あせてきてしまったね。新しいのを買おうと提案するのに、いつも君は
「これは宝物だから」
そう言って何度も何度も洗濯をするたびに、もう穴だって開いているのに、それでもそのブランケットは、今では二人の絆の結晶である我が子を包み込んでくれている。
国立競技場も変わってしまった、君との関係も随分変わってしまったけど、君への気持ちとこのブランケットだけはいつまでも変わらないまま、これからも僕ら家族を優しく包んでくれるブランケットなんだ。

 国立競技場がクソ寒かったのは本当ですけど、ブランケットの話は最初から最後まですべて嘘です。

寄り添う2人のイメージ画

すぐ脱げる・羽織れる上着

 サッカーの試合時間は90分と言われますが、これも真っ赤な嘘です。断言します。18時試合開始とかいうと、じゃあ試合が90分+ハーフタイム15分で19時45分には終わる。なんて考えてはいけません。普通に20時を超えます。屋外に2時間超もいれば、気温も変わるし、天気も変わるし、4月でも雪が降ります。長野Uスタジアムのホーム開幕戦が雪だったこともありますし、その日はさすがに寒すぎて足先の感覚が無くなっていたので現地でマフラー買いました。4月なのに。逆にだんだんと日差しが強くなってきて着ていたインナーを脱いだこともあります。ボタン付きの上着よりは、ゆったりとしたパーカーやトレーナーがいいんじゃないでしょうか。

ウェットティッシュ

 食事をしたり、口を拭いたり、汚れを拭いたり、あとスタジアムグルメって実は脂っぽいものが多めなんですよね。ポテトとかもつ煮とか。そんな時はタオルや手ぬぐいよりも、ウェットティッシュのほうが何かと助かります。ドラッグストアに行くとポケットサイズのタイプもたくさん置いてありますが、個人的なオススメは赤ちゃん用のお尻拭き(ノンアルコールのもの)。デカいし、量もいっぱい入ってるし。お尻拭きで口を拭くことも衛生的にはまったく問題なしとメーカーさんからのお墨付きも出てますので、あとは公衆の面前で赤ちゃん用お尻拭きをおもむろに取り出して口を拭き始めた私のようなおっさんを見て、周りがどう思うかという視線に耐えられるかどうかってところですね。僕はリュックの中に本体をしまったまま、紙だけを取り出して使っております。

のど飴

 これは声を出して応援したい人へのおすすめアイテムです。過去に聞いた話では、普段仕事ではとても真面目で寡黙な人が、サッカー観戦中は奇声を発し「ファウルダロオオオ!!??」やら「バックパススルナアア!!」などと発情期の獣のように豹変したという事例も報告されておりますし、また試合内容によっては、思わず大声を出さずにはいられないような状況を目の当たりにすることもあります。そんなときに糖分を摂取して心を鎮めることと、喉を潤すことを両立できるのど飴は、スティックサイズでも一個持ってると良いと思います。限りある喉を大切に。

おにぎり

 「サッカースタジアムではこんなグルメがありますよ!みんな食べてね!」と宣伝してるキッチンカーを目指して向かったら、新型iPhoneの発売日かってくらいの列が出来上がってましたってことが平気で起こります。日本一屋台が出るといいながら、大半は同じような物を売ってる店がただただたくさん並んでいるだけで、人も多いし、地元ヤンキーも多くて普通に他人に絡んでくるから非常にめんどくさいと有名な湘南の七夕祭りなら、他の屋台に行けばいいのですが、特にJ1人気クラブの試合になるとマジでスタジアムグルメなんて買えません。また、スタジアム近所のコンビニで何か買えばいっか、とか考えてると、そのコンビニでもレジ待ち列が店内を右往左往しどこが最後尾か分からないし、ショーケースは空っぽ、レジ待ち列かと思って並んでたらトイレ待ち列だった、なんてこともザラなので、もう自宅近所のお店である程度確保しておいたほうが無難です。長野Uスタジアムに関わる食べ物系の紹介は以前noteに書きましたので、宣伝丸出しの気持ちで置いておきますね。

お菓子

(個包装なら尚良し)

 これも上記と同じ理由です。気温によっては溶けてしまいかねないチョコよりはクッキーとかでも良いかと思います。まあチョコでもいいですけど。ちなみに隣の席にいた感じのよさそうな人に配ったりして仲良くなれると、推しクラブが得点をしたときになんとなくハイタッチしたり、ちょっと会話に繋がったり、逆にお菓子のお返しを貰えたりして楽しくなれるので、多少気持ちが前向きになれます。間違っても「シュシンシッカリミロヨ!」とか奇声を発してるような人が隣だった場合は、お菓子をあげる以前にマジで席を移動した方がいいです。

動きやすい靴

 サッカー観戦は歩きます。マジで歩きます。駅近のスタジアムでも席によっては、正面ゲートから逆側までぐるっと回らないと入場できないとか、スタジアムまで自家用車で行ったはいいが、近隣駐車場はすべて満車でやたら遠い駐車場に案内され、吹雪の中そこから20分かけて歩くとか、近代的なスタジアムだから最寄り駅から近いですよ!とか思わせといて、やたら階段を上って下って山道を思わせる急こう配を進んでようやく辿り着けるようなスタジアムもあったりするのでそれだけで心が滅入りします。そのうえで更に試合終了間際の失点によって勝ち点を逃そうものなら、悲鳴と怒号の飛び交う長野Uスタジアムからそそくさと脱出するも帰りもまたこの20分かけて来た道を引き返すのかと考えると、魂が抜けたような疲労感とどうしようもない悲壮感と自分はなんのためにお金を払って予定をつけてここまで来たのかと、喜ぶアウェークラブサポ達を横目に、翌日の仕事のことが頭をよぎり、重たい足取りで帰らなければいけない時のためにも、せめて靴だけは歩きやすいものにしたほうが良いです。あと、最寄り駅まで徒歩1キロ+駅への入場待ち1時間なんて場所もあるので、最悪4キロは歩く覚悟と体力もあるといいですね。

人混みで疲弊しない心

 はっきり言って人は多いです。J1クラスにもなると1万人以上の人間たちが一つの場所に集まります。それだけの人間が集まれば当然トラブルだって起きますし、何かするにも順番待ちばかりになります。ディズニーランドでカップルが破局する原因がアトラクションの待ち時間の長さによるものらしいんですが、Jリーグでカップルが破局する原因はおそらく推しクラブの不甲斐なさにブチ切れた恋人の姿に幻滅したことによるものが大半だと思われます。基本的に人混みはあるものという前提にたって行動したほうが良いでしょう。J1と比べたら確実に規模の小さいJ3の長野Uスタジアムにだって、だいたい3000人近くも来場します、この数字は長野県南佐久郡南牧村の村人たちが全員来るくらいの人数とほぼ同じです。ちっともイメージできませんね。僕もです。

周囲の人への配慮の気持ち

 サッカースタジアムに集まった人たちは少なくともサッカーが見たいという気持ちを持ったという意味では一致している人たちなので、即ち同志といっても過言ではありません。もしかしたらその日が人生で初めてのサッカー生観戦の人もいるかもしれませんし、サッカーこそ我が人生という人もいるかもしれません。サッカースタジアムは公共の場です。だからこそ、みんなで気持ちよく利用しようじゃありませんか。席は詰める、荷物は足下、アルコールは控えめに、ハメは外さない、共に楽しむ、喜ぶときは喜ぶ、みんなで夢の劇場を作りましょう。

 こんなところでしょうか。また、他にもこんなものがあると良いよ!というのがあれば、ぜひコメント欄で教えてください。こうやって書くとコメント欄が活性化してバズりやすいってインターネットに書いてありましたので実践してみました。

みんなで楽しくサッカー現地観戦しようぜ!

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