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へんな名前だと思ってたけど。

いきなりだけど、
子どもの頃、自分の名前が好きじゃなかった。
マコなんてなんか変な名前。二音しかない。
しかも苗字と合わせてもたった四つの音しかなくて、自己紹介するときは
いつも恥ずかしく思っていた。三音の名前がいいなっていつも思ってた。
まなつ、とか、まこと、とか。

でも、去年くらいから少し自分の名前が好きになった。
それは、名は体を表すからで。

私の名前のマコは、漢字にすると真子。意味は、「真っ直ぐな子になるように」との願いを込めて親が決めたはず。(多分)

そして、本当にその名の通り、馬鹿みたいに真っ直ぐ生きてきたと思う、
自分の夢に向かって。

もし、この名前じゃなかったら?

私は、きっと小学校の先生にも、
ヨットで海を旅することも、
ニュージーランドに来ることもなかっただろう。

そんな気がする。

日本では、子どもの名前を決めるのはとても重要なことで、たくさんの人が慎重に丁寧に綿密に考えて決めているように思う。(日取りも関係しているらしいね、私はよく分からないけど)

けれど一方で、フランスの友達は「ただリズムや好きな音」で決めてるだけらしく、意味はないそうだ。きっと欧米の多くはそうだろう。マレーシアも同じらしい。人によっては、聖書の中から名前を引用したりするそうだ。
また、いくつかの地域では、もし子どもに良くないことが起きたら、名前が悪かったと言うことで、新しい名前に変えていくそうだ。

また中国人の子たちは、みんなイングリッシュネームを持っている。彼らの名前は難しく外国の人が発音できないからだ。でも、私はできるだけその人の本当の名前で呼びたいなと思っている。(けど、せっかく呼んでも発音が違いすぎて気付いてない貰えない、笑)

名前なんて他の何かと区別するだけのただの呼称でしかないのかもしれないけれど、日本人の私は名前ってとても大切なものだと思っている。

さて、そんな私の名前、マコが実はニュージーランドととてもつながりがあって面白いので、今回はそのことを紹介しよう。



あっちにも、こっちにもMAKO

ニュージーランドでホームセンターに行くと、あっちこっちにMAKOと書かれている。最初は驚いたし、一緒に出かけた友達が必ずMAKOと書かれた商品を私に見せにくる。


どうやらニュージーランドで大手の道具メーカーのようだ。


MAKO



そして、なぜMAKOというのかを友人が調べてくれたのだけれど、
どうやらサメが関係しているらしい。


MAKOというサメ

ニュージーランドには、もともとマオリ族の人々が住んでいた。彼らは独自の言語と文化を持つ。英国人がやってきてこの島の大地をマオリから奪ってしまった歴史があるが、今ではマオリも尊重しているニュージーランド。

このマオリ語でMAKOは、サメと言う意味なのだ。
(ちなみにマオリの言語は少し日本と似ているものがある)

さらに、この地球にはMAKO shark というサメの種がいるのだ。

そのことから、どうやら道具メーカーの名前が決まっているらしい…?


余談だが、私がKiwiのおじさま連中に会って自己紹介をすると、必ずと言っていいほどMAKO shark と言われる。なのでwhat upのアイコンはサメにした。(笑)


なんだ、サメだなんて良い名前じゃないか。と、海好きな私は単純にそこに運命を感じたのである。

そしてなんと言っても、この覚えやすさと発音のし易さである。
どんな国もどんな人も簡単に名前を覚えてくれる。ラッキー。
(前のスーパーバイザーだけが、マヨと呼んできたけどね。マヨネーズ?って陰でコソコソ笑われた。)


たかが、名前。されど、名前。
そんなことがあり、変な名前と思ってた自分の名前がニュージランドに来て好きになったよという小学生じみたお話でした。


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