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アメリカと日本の一般的な家の違い

日本駐在時まで、アメリカに20年ほど住んでいましたので、アメリカの家にすっかり馴染んで?いました。ところが、日本の家に住んでみるとアメリカと日本の家の違いを多く実感することに。
私の経験談を少し書いてみようと思います。

日本と大きく変わらないのが、ベッドルーム数
アメリカで一般的な家も、3又は4ベッドルーム
アメリカの部屋の種類は
Family room 家族団欒の部屋(暖炉があり、テレビを置く事が多い)
Living room 来客を家の奥に入れないでもてなす玄関に近い部屋(現在の新築物件はリビングルームがない家も多い)
(Formal) Dining room 大きめの食卓テーブルを置いたり
Morning roomBreakfast area(台所の横にある家族が気軽に食べれる部屋かエリア)
Den(Study room) (勉強部屋、小さなオフィス、自分が自由にアレンジできる部屋)
Basement フロリダやラスベガスなどの、土壌が柔らかいところには地下室はないところが多いと聞きます。オハイオ州の家は地下室がある家が多いですが、もちろん住宅地によって地下室がないところもあります。地下室は、オーナーにより改装して、エンターテイメントルームにしたり、エクストラな部屋を作ったり。
 Sunroom ガラス窓が多く陽の当たる部屋

その他、台所、洗濯部屋、洗面所、Mudroom(外からの出入り口に近い小さい部屋かエリア)

*これらは、家の広さや作りによって違います

トイレは、ほとんどの2階建は1階2階にそれぞれ一つづつはあります
トイレと手洗い場だけの場合は、バスルーム0.5と数え
シャワー(タブも含む)があるバスルームは1と数えます
家の紹介詳細 Bathroom 2.5 と記載していれば、
トイレは基本3
シャワーかバスタブありは合計で2 と言うことになります(アメリカのバスルームと言われる所はトイレがあると考えます)

そして、Bathroomが日本とは、、大違い
私が結婚して間も無く、買った家はOwners bedroom(主寝室)にシャワーしかなく、もう一つのバスルームにはバスタブはあったけれども浴槽が浅い(アメリカの典型的)ので、肩まで湯船に浸かれない。
しかも、瞬間湯沸器ではなくHot water tank(常に大きなタンクにお湯が入っている状態で、家のすべてのお湯使用がここから使われるため、先に入った人がお湯を使いすぎたり、浴槽にお湯を溜めたりするとしばらくの間冷たい水しか出ません。アメリカのほとんどの家ではHot water tankを設置しているので、内見の際は40ガロンか50ガロンのタンクか確認しておくと良いと思います。
私たちの初めの家は30ガロンのタンクで、浅いバスタブでも湯を溜めたら冷水しかしばらく出ませんでした。Hot water tankはガスで常にタンク内の水を温めておかなければいけないため、無駄なエネルギー消費とも言われEnergy Savingのために瞬間湯沸かし器が宣伝されてますが、まだまだ主流ではありません。

2軒目で新築を建て、何も考えずにコーナータブを入れてしまい(大きい浴槽のため水量がかなり必要)失敗と感じ、、しばらくしてから私は我慢できずに日本風の風呂に現在の家をリフォームしました。もう13年前なんですね。。。
バスルームリフォーム2011
瞬間湯沸かし器2011

こちらでは私の感覚で約1800~2000sqft(約186㎡〜)以上の広さの家は浴槽が深いもの(Soaking tub)を見かける事が多いと思いますが、アメリカ人の湯船に浸かる感覚はラグジュアリー的なので、毎日浸かるわけではないので当たり前のように日本のように設置してありません。
浴槽の代わりに、大きなゴージャスシャワールームだったり
肩まで浸かれる浴槽はあればラッキーと思った方が良かと思います。


冷暖房設備は、セントラルヒーティング&エアコンディショニング
日本駐在時約築30年の家だったため、、、冬は居間を出れば寒い、、、トイレ&風呂は寒い、、、、夏夜寝室へ行くと暑い、、、冬は寒い、布団が冷たいから布団乾燥機で布団を温めたり

アメリカのセントラルシステムに慣れていたため、初めは辛かったですが
割り切って、夏は寝室は寝てる間エアコンつけっぱなし(切ると暑くて目が覚める。。。)
思い切って、居間は夏の間エアコン継続してつけっぱなし(猫達もいるので)にする事にしたら、過ごしやすくなりました(なんてアメリカン!?笑)
電気代も調べると、付けたり消したりするより良い傾向にある記事で見ました。
結果そんなに電気代は高くなかったので、なんだ解決策あるじゃないと。
ただ、普段使用しない部屋の2階は灼熱地獄!!!!暑い!!!!
ご近所さんに、「2階が暑くて、、行ったもんじゃないです〜」と言うと、「2階で洗濯物簡単に乾かせますね。笑)」と。

冬は朝起きたら、寒すぎる感覚に家族皆慣れることができず、加湿器をつけてエアコンつけたまま寝ていました。アメリカ生活に慣れすぎると、これが一番良い解決策でした。朝の居間はガスストーブを起床時間前にタイマー設定しておき、その部屋に入ったら暖かい状態に。脱衣所には、小さい電気ストーブを置きました。

実は、アメリカもセントラルエアコンディショニングといっても
夏は2階が暑い。。。。我が家はメインリビングスペースが西向きで、朝は涼しいのに夕方から部屋の気温が上がってきます。寝る時は扇風機を当てながら。。。エアコンの温度を下げれば、1階が寒くなり、、、今こちらでも日本のような各部屋のエアコンを設置している家も所々見かけます。
我が家も主寝室につけたいねーと話している所


キッチンについてです。
アメリカのオーブンは大きい!!!!
日本駐在中、唯一アメリカの家で恋しかったものはオーブン!!!
日本でのクリスマス時に、鶏の丸焼きを作りたい!と思ったのに、
都内ではないから、鶏丸ごと売っている店はなく(きっとネットオーダーできましたねー)、鶏を買った所で自分が借りていたオーブンは十分な大きさではありませんでした。。。
アメリカの家(アパートも含む)は大型オーブンはどこにでもありますので、ぜひアメリカしかできない大型オーブン料理を楽しんでみてください。
日本から持参したオーブン皿やオーブン用トレイでは小さすぎます。笑)
アメリカサイズのオーブン皿はパイレックス(Pyrex)製などそんなに高くないので、買っても損はないです
アメリカ人宅へお呼ばれした時に、何かオーブン皿で作ってそのまま持って行くと料理も持参も楽です🎵
パンも菓子パンは2段使用の場合、12個〜16個は一気に焼けます。

鶏の丸焼き
ラザニア
エンチャラダ(メキシカン)

少しアメリカのキッチンで残念な事もあります。
こちらの大部分の台所換気扇は外へ抜けていません。
アメリカの家に詳しくなかった頃購入した家は珍しく換気口が外へ抜けていて、家に招いた知人が「この換気扇アメリカでは珍しいね〜!ラッキーだね。」と言われて驚いた事があります。
その後観察すると、換気扇といっても、オーブンレンジ又はガスレンジ上に設置してある電子レンジの下に換気扇のようなものがついているけれども、ただ音が鳴ってファンがついているだけのものが多いです。

現在の家は換気扇を外に抜けるようハウスメーカーにお願いしたのですが、「この家のデザインはできません」と言われ、泣く泣く諦めました。(レンジが外側と接する壁側に付いている場合は、抜けている場合もあります)
そのため、魚料理や焼き肉の後は、、、しばらく家中に匂いが充満します。
ただこちらの家は、家中の空調は循環し外へ抜けるようVent(ベント)システムがありますので、匂いはしばらくするとなくなりますが。。。
*ちなみにアメリカのRangeレンジとは鍋やフライパンを火や熱にかけ料理する所です(日本のガスやIH調理台の部分)
現在の新築は、広々としたグルメキッチンスタイルが(大きなガスレンジの上に大きな換気口が付いて、大きなアイランドがある)人気なので、換気扇も外へ抜けている家が多くなりました。

台所のカウンターの高さが日本人には高く感じます。毎回日本へ里帰りする度に、、、低いと感じることですが、すぐこの高さの違いは慣れます。


間接照明の部屋が多い、、、日本に帰るたび「部屋が明るいなぁ」と。
最近こちらの新築の家はcan lightと言われる天井に埋め込み式のライトを入れる家も多いですが、少し古い家は間接照明の部屋が多いので、日本人は気をつけないと視力が落ちる人も多い気がします。

ガレージは家であれば大体2台、上の写真のように家の一部になっています。(もちろん1台、写真のように3台分ある所も)
雨の日は本当にありがたい!
日本の社宅では駐車場2台分ありましたが、1台分しか屋根がなかったので雨の日買い物へ出かけるのは躊躇しました。しかも、家に入るまで濡れる。
アメリカではガレージからドアを開ければ、もう部屋です。
ただ注意点は、家に隣接しているので、ガレージドア(ガレージを開閉するドア)が開いているからとエンジンをつけたまま車を中に入れたままにしないように。ガレージと部屋にはドアが付いているとはいえ、家には隙間があるので排気ガスが部屋の中まで入ってきます。

が広い(コンドミニアム、タウンハウスやアパートを除く)
平均的な家の芝刈り時間は約45〜60分です
春先から芝の手入れが必要になり、ピーク時は最低でも隔週芝刈りが必要な時も。冬期は芝の手入れはありません。

今思うところの、アメリカと日本の大きな家の違いです。


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