[メモ]イスラエル人の傍系(1)傍系リスト

[アブラハムの兄弟系統]
・ハランの系統 → ロト → モアブ人 and アンモン人
・ナホルの系統 ↓

"これらの事の後、ある人がアブラハムに告げて言った、「ミルカもまたあなたの兄弟ナホルに子どもを産みました。長男はウヅ、弟はブズ、次はアラムの父ケムエル、次はケセデ、ハゾ、ピルダシ、エデラフ、ベトエルです」。"
創世記 22:20-22

ナホルの系統が主にアラム人と呼ばれる人々と思われる。

"イサクは四十歳の時、パダンアラムのアラムびとベトエルの娘で、アラムびとラバンの妹リベカを妻にめとった。"
創世記 25:20

ラバンはアラム人(七十人訳ではシリア人)と呼ばれている。

[イサクの兄弟系統]
・イシュマエルの系統↓
・ケトラの子らの系統↓↓

"イシマエルの子らの名を世代にしたがって、その名をいえば次のとおりである。すなわちイシマエルの長子はネバヨテ、次はケダル、アデビエル、ミブサム、ミシマ、ドマ、マッサ、ハダデ、テマ、エトル、ネフシ、ケデマ。これはイシマエルの子らであり、村と宿営とによる名であって、その氏族による十二人の君たちである。"
創世記 25:13-16

"アブラハムは再び妻をめとった。名をケトラという。彼女はジムラン、ヨクシャン、メダン、ミデアン、イシバクおよびシュワ(שוח)を産んだ。ヨクシャンの子はシバとデダン。デダンの子孫はアシュリびと、レトシびと、レウミびとである。ミデアンの子孫はエパ、エペル、ヘノク、アビダ、エルダアであって、これらは皆ケトラの子孫であった。"
創世記 25:1-4


ヤコブの兄弟系統
・エサウの系統↓

"エサウはカナンの娘たちのうちから妻をめとった。すなわちヘテびとエロンの娘アダと、ヒビびとヂベオンの子アナの娘アホリバマとである。また、イシマエルの娘ネバヨテの妹バスマテをめとった。"
創世記36:2-3

エサウの子らの名は次のとおりである。すなわちエサウの妻アダの子はエリパズ。エサウの妻バスマテの子はリウエル。エリパズの子らはテマン、オマル、ゼポ(Σοφαρ)、ガタム、ケナズである。テムナはエサウの子エリパズのそばめで、アマレクをエリパズに産んだ。これらはエサウの妻アダの子らである。リウエルの子らは次のとおりである。すなわちナハテ、ゼラ、シャンマ、ミザであって、これらはエサウの妻バスマテの子らである。ヂベオンの子アナの娘で、エサウの妻アホリバマの子らは次のとおりである。すなわち彼女はエウシ、ヤラム、コラをエサウに産んだ。エサウの子らの中で、族長たる者は次のとおりである。すなわちエサウの長子エリパズの子らテマンの族長、オマルの族長、ゼポの族長ケナズの族長、コラの族長、ガタムの族長、アマレクの族長である。これらはエリパズから出た族長で、エドムの地におった。これらはアダの子らである。エサウの子リウエルの子らは次のとおりである。すなわちナハテの族長、ゼラの族長、シャンマの族長、ミザの族長。これらはリウエルから出た族長で、エドムの地におった。これらはエサウの妻バスマテの子らである。エサウの妻アホリバマの子らは次のとおりである。すなわちエウシの族長、ヤラムの族長、コラの族長。これらはアナの娘で、エサウの妻アホリバマから出た族長である。これらはエサウすなわちエドムの子らで、族長たる者である。"
創世記36:10-19

"ベオルの子ベラはエドムを治め、その都の名はデナバであった。ベラが死んで、ボズラ(Βοσορρας)のゼラの子ヨバブがこれに代って王となった。ヨバブが死んで、テマンびとの地のホシャムがこれに代って王となった。ホシャムが死んで、ベダデの子ハダデがこれに代って王となった。彼はモアブの野でミデアンを撃った者である。その都の名はアビテであった。"
創世記 36:31-35


イシュマエルの子孫、ケトラの子らの子孫、エサウの子孫がおそらく「アラブ人」などを形成したと思われる。
ただし、1500年間、島国で「日本人」が繁栄しながらも、"純血" の日本人というものが想定し得ない(天皇家すら新羅と百済の血統が入っている)ように、あの離合集散の激しい中東で4千年にも渡って "純血" を保つのは現実的に不可能であり、現代のアラブ人はヤコブの子孫でもあり、現代のイスラエル人はイシュマエル、ケトラ、エサウの子孫でもある。父系遺伝子の研究だけからも、アラブ人とイスラエル人は共通祖を複数持つことがわかっている。


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