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車いすでライブに行こう!(車いす席情報についての大前提)

*読んでいただく前に…
今後載せていく予定の「車いす席情報」記事は、私の個人的な感想、主観が大部分を占めています。公式な情報ではなく、私の経験談のようなものなので全てが正しいというわけではありません。ただ、公式な情報があまりにもオープンにされていないため、少しでも私の経験が誰かの役に立てば…と思っております。参考程度にお読みください。
ライブ・イベント会場の車いす席情報をこのように記録に残そうと思ったのは、上記にもあるように、あまりにも情報が少ないこと。「車いすに乗ってるからライブハウスなんて行けないでしょ…」と思っている人(車いすユーザーご本人も含め)も多いのではないかとも思います。私もそうでした。でも、私の場合はどうしてもどうしても行きたいアーティストのライブが箱でやるので、1回行ってみるかーという感じでチャレンジして…今に至るという感じです。初めて行く会場は、どうしても緊張します。ステージがちゃんと見えるのか、多目的トイレはあるのか、安全柵はあるのか、物販は行けるか、などなど。私はとても心配性なので、ライブ当日は毎回お腹が痛くなります。会場に到着するともっとお腹痛い。余計にトイレの心配をしちゃう。本当はこんな思いをせずに、ただライブを楽しめたらいいのにね。ということで、私がしているような思いをほかの人がしなくて済むように(?)、こういった情報を載せています。

*車いす席で見たい場合はどうするのか
ライブのチケットは、ファンクラブやチケットぴあ、イープラス等チケット販売サイトなどで購入しますよね。購入の際に「車いす席」を指定することはほぼできません。(最初から車いす席が選べていたら、このあとの手間がなくなるのに。アメリカは購入時に選択できることが多いみたい。)
ではどうするのか。手元にチケットが届いたら、「主催者:○○(電話番号)」が書かれていると思いますのでそこを確認します。例えば愛知県で開催されるライブだと有名どころはサン●ーフォー●とかですね。その、主催者に電話等で「車いすスペースで見たいこと」を「事前申請」しなければなりません。平日仕事をしている私はこの事前連絡が大変面倒。ほとんどの主催者は平日の17時くらいまでしか電話がつながらないからです。なので私は昼休憩にこそこそと電話をしていることが多いです。
以下、事前連絡でのやりとりを書き起こしてみたいと思います。(だいたい聞かれることは同じ)

主催者(以下 主)「はい、○○です」
まころん(以下 ま)「9月22日にあるOLDCODEXの公演に行くんですけれど、私が電動車いすに乗っていまして、車いすのまま観覧したくて電話しました」
主「ご連絡ありがとうございます。お手元にチケットはございますか?」
ま「はい、あります」
主「それでは座席番号、お名前を教えてください」
ま「○○○番です。まころんです。」
主「おひとりですか?」
ま「ひとりです」←ちょっと辱めを受けている
主「車いすの方が一人ということですね。車いすのサイズは、普通ですか?」←この質問の意味が毎回ちょっとわからん。多分、ストレッチャー型とか、そういうことを聞きたいのかな?
ま「普通のサイズで電動車いすです」
主「車いすスペースのほかに、何か、コンセントが必要だとか、そういったことはありますか?」←たぶん人工呼吸器ユーザー等を想定している質問?
ま「特に必要ありません。」
主「それでは、当日、入場時間の少し前に、会場にいるスタッフに事前に申請した旨をお伝えください。専用のスペースにご案内させていただきます。」
ま「ありがとうございます。ちなみに、車いす席ってだいたいどのあたりかわかりますかー?」←教えてくれないのわかってて聞いてる
主「アーティストによって違うので、当日にならないとわかりません」←これがしんどい。
ま「わかりました。ありがとうございました」

だいたい、このような流れになります。ここでわかるように、特にライブハウスのようにもともと椅子がない会場だと、車いす席は主催者によって変わる、ということがわかります。公共施設(市民ホールなど)だと、公式サイトを見れば、車いす席が最初から図に載っている場合もあるので位置は明らかになっている場合が多いですが。
ということで、当日、会場に入場してみないと、車いす席の場所がわからない、というストレスがあります。

*友達、介助者と一緒にライブに行ける?
ちなみに、私は一人でライブに行くことが多いですが、友達と、とか、介助者と、一緒にライブに行くこともあります。そういった場合、付き添い1名まで一緒に車いす席で見ることができるのがほとんどです。
ただ、アーティストによっては、車いすユーザーの観覧が多く、車いすスペースが足りなくなる場合があります。(または、そもそものスペースがなくて車いす1台しか無理!という会場もあります。)そのときは、介助者が車いすユーザーの隣に位置するのではなく、車いすの後ろ、または、チケット通りの席で見る、ということを求められる場合があります。介助者の意味…友達と一緒に並んで見られない悲しさ。同じ金額払っているのに後なんて…という思うことはいろいろあるのですが、そういう感じです。

*事前申請のあれこれ
事前申請をしていない場合は、車いすスペースが満席の場合、観覧が難しくなる場合もあります。だから尚更事前申請をしておくと安心なんですよね。ただ、アーティストの公式HPとかチケットを購入する際に、「車いす席を希望される場合は申請を~」という一文が載っていないことが多いんですよね(最近少しずつ増えてきた感はある)。そういう情報提供がされていないのに、会場に着いて「事前申請はされましたか?」なんてスタッフに言われても「え?」となるだけですよね。なぜ情報を出さないのか疑問です。愚痴ってしまった。

*車いすスペースに案内されたら
あとはライブを楽しむだけ!推しを精一杯応援するだけ!…でも色々思うことはある。それはのちのち、ライブ会場ごとにまとめていきたいと思います。

果たしてこの文章は需要があるのかわからんけど、また書きます。

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