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「邦人救出」に名を借りた、内閣の独断による戦闘部隊の派兵――自衛隊法違反の重大行為の責任をとり、内閣は総辞職せよ!

 まさしく、「大山鳴動してネズミ1匹」。
――「救出」(アリバイ的)されたのたった一人、このために自衛隊は、4機の輸送機と中央即応連隊の戦闘部隊をアフガンに派兵し、27日、何の成果もなく、無残にも撤退した。

 この派兵は、今後の政府・自衛隊の外交・防衛政策に重大な事態を招きかねない、日本の運命を決しかねない。すでに急ピッチで進行している、南西シフト下の「対中戦争態勢」において、再びこの「独断派兵」という事態を引き起こしてはならない!

 第1に、この派兵は、国会審議も全くなく、内閣の完全な独断で決定した「自衛隊違反の派兵」であった。
 同法は「(当該外国で)戦闘行為が行われることがないと認められること」(同法84条三1項)、「当該外国の同意があること」(同項2)、「当該外国の権限ある当局との間の連携及び協力が確保」されること(同項3)、「当該輸送を安全に実施することができると認めるとき」(第84条の四1項)を要件としている。

 だが、政府は、戦闘行為が行われているアフガン・カブールに派兵し、同国ですでに政権を掌握しているタリバンの同意もなしに(タリバンは日本人に残ってほしいと要請)、同国の主権を侵害し、文字通りの、戦闘部隊の派兵を行ったのだ!
 重要な問題は、この歴史的暴挙に対し、野党は一部を除き反対もせず、しかもメディアは朝日新聞を始めとして「邦人救出」のキャンペーンを大々的に行ったことだ(朝日は2001年にアフガン空爆支持の社説)。

 日本の「15年戦争」の始まりが、この「邦人救出」という名の派兵によって行われたのを、もう忘れたのか? 「邦人を救え」という名目で、他国の主権を侵し、土足で踏みにじり、泥沼の侵略に手を染めてきた歴史を繰り返してはならない!

*今回の独断の派兵(20分の閣議だけで決定)という暴挙を行った菅、岸、茂木は、無謀な「邦人救出」の「大失敗」の責任を含めて、即刻辞任せよ! 
*朝日を始めとしたメディアは、この大煽動の誤りの責任を取り、首脳部は辞任せよ!

中央即応連隊

中央即応連隊


私は現地取材を重視し、この間、与那国島から石垣島・宮古島・沖縄島・奄美大島・種子島ー南西諸島の島々を駆け巡っています。この現地取材にぜひご協力をお願いします!