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●急ピッチで進行する日米の「台湾有事」=「海洋限定戦争」のための上陸作戦=輸送態勢づくりを阻もう!

――外務・防衛両省は、本年2+2で、米海兵隊の「遠征前方基地作戦」(EABO)のための沖縄配備強化、そして、米陸軍の第1列島線(琉球列島)への配備のための、上陸作戦=輸送態勢づくり(横浜ノースドックの陸軍輸送部隊新設)を共同決定し発表した。

この米海兵隊のEABOによる、沖縄への海兵沿岸連隊(MLR)の再編・増強は、新たな沖縄の米軍増強であり、米海兵隊の「台湾有事」への、本格的突入態勢作りである(久米島での演習開始)。

さらに、この「台湾有事」態勢に、米陸軍も本格的に琉球列島へのミサイル部隊などの配備態勢を敷こうとしている(2019年から本格化した陸自と米陸軍の共同演習「オリエント・シールド」をみよ)。

この米軍との共同作戦のために、自衛隊もまた南西シフト態勢下で、琉球列島への上陸作戦(本土からの増派)のための輸送力の増強を打ち出しており(2022年「防衛力整備計画」)、日米軍ともに、本土からの戦時動員・増派態勢づくりが急速に進んでいる!

今や、「台湾有事」のための琉球列島の軍事化は、ミサイル要塞化を突破口に、本土部隊の増派=実戦態勢づくりへと突き進んでいる。

そして、この沖縄ー琉球列島の有事化を皮切りに「本土」の有事化もまた、急ピッチで進んでいるのである(本土各地へのミサイル弾薬庫などの増設・増強など。青森県むつ市で、大分で、京都で、ミサイル弾薬庫反対の広がり)。

――私たちは、今こそ全国から、琉球列島のミサイル基地化反対(「台湾有事」反対)、本土の有事=戦争態勢づくり反対の声を上げ、対中国との戦争態勢に突き進む、岸田政権を葬る、一大反戦運動を創り出すときが来ている!


2023/1、2+2外務・防衛省発表

私は現地取材を重視し、この間、与那国島から石垣島・宮古島・沖縄島・奄美大島・種子島ー南西諸島の島々を駆け巡っています。この現地取材にぜひご協力をお願いします!