見出し画像

自衛隊のパワハラ等に関する調査結果 ―相変わらず、内部解決ができない深刻な事態が続く!

参考資料 

ハラスメントに関する特別防衛監察の進捗状況等について

○ハラスメントの根絶に向けた措置に関する防衛大臣指示(令和4年9月6日)に基づき、特別防衛監察を実施。

○申出期間(同年9月13日~11月30日)中に1,325件の被害申出があった。

○当該1,325件については、事実確認中等の数十件を残し、令和5年中にほぼ全ての対応が完了見込み。

○なお、特別防衛監察で判明した将官の関与する案件は以下の通り。

■陸上自衛隊におけるパワハラ事案

・「A将補」は、令和2年3月頃から、部下隊員らを指導する際、威圧的な言動等により精神的苦痛を与えるとともに、職場環境を著しく悪化させ、部下隊員5名が精神疾患を発症する一因をなした。

・「B1佐」は、令和2年3月頃から、部下隊員らを指導する際、威圧的な言動等により精神的苦痛を与えるとともに、職場環境を著しく悪化させ、部下隊員2名が精神疾患を発症する一因をなした。

・「C3佐」は、令和4年4月頃、部下隊員2名を指導する際、胸部を殴打する等の暴行を加えた。

【処分量定】A将補:降任(2階級)、

B1佐:降任(1階級)、

C3佐:停職1月

■海上自衛隊におけるパワハラ事案「D将補」は、令和4年8月、部下隊員に対し、職務上の優位性を背景に、不条理・不当な要求を行い、精神的苦痛を与えた。

【処分量定】D将補:減給2月1/6

●ハラスメント防止の状況について【特別防衛監察に関する進捗状況及び懲戒処分事例】令和5年12月防衛省https://www.mod.go.jp/j/press/news/2023/12/22c_01.pdf

参考資料 
「自衛隊のセクハラ・パワハラ・暴力の実態――旧日本軍と連続する軍事組織・自衛隊の矛盾と現在的危機」
https://note.com/makoto03/n/n12bbc2072a12

『自衛隊 この国営ブラック企業』


私は現地取材を重視し、この間、与那国島から石垣島・宮古島・沖縄島・奄美大島・種子島ー南西諸島の島々を駆け巡っています。この現地取材にぜひご協力をお願いします!