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警告!この記事を読んではいけない87「銃」について53<戦闘機の搭載機銃10>

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前回に記事で第2次大戦期の戦闘機の搭載機銃のお話は終わりました。今日からは、第2次大戦以後の戦闘機の搭載機銃について、お話ししたいと思います。まずはアメリカの、F86セイバーのお話です。アメリカは第2次大戦後期に、ジェットエンジンを搭載した戦闘機を作ろうとしていました。

ところが作り終わる前に第2次大戦が終わってしまったため、このジェット戦闘機は、計画がまず一端止まりました。別に止める必要もなかったんですが、ここでアメリカにとっては嬉しい出来事が起きたんです。それは戦敗国となったドイツから、メッサーシュミットМe262の構造図などの資料が、大量にアメリカに流れたんです。

それまでアメリカは、P51マスタングを改造した機体にジェットエンジンを載せようとしていたんですが、メッサーの資料を見たアメリカの技術者がカルチャーショックを受けて、ドイツの技術陣の素晴らしさに目を見張り、急遽、このメッサーを参考にしたジェット戦闘機製作に乗り出したのです。

何よりの変化は、それまでアメリカは主翼が直線翼のジェット戦闘機を計画していたのですが、メッサーの資料を見てからは、主翼が後退翼の戦闘機を作ることに変えたのです。

それが今回お話する、F86セイバーです。

F86セイバー

ああ、セイバーですセイバー! 懐かしのセイバーです!これこそジェット戦闘機です! 10000機近くも作られたんです! そこまでたくさん作られた戦後の戦闘機を私は知りません! 世界中の空を飛びまわっていたんです!もちろん日本でも、たくさんたくさん飛んでいました!

そして私は、セイバーに乗ったんです(!!!!!)、いやまあ乗ったと言っても、退役したセイバーが羽田空港に展示されていまして、それの操縦席に座れるようなイヴェントが開催されてました、小学生の私はそのイヴェントで、セイバーの操縦席に座ってみた、というだけの話ですけど(笑)

それに昭和39年10月、オリンピックの開会式の日、小学校1年の時に、自分の住んでいる中野区のアパートの中庭から、上空で5輪マークを描く、ブルーインパルスのセイバー隊を、肉眼で見ました! ああ、セイバーですセイバー! 懐かしのセイバーです!

少々脱線、オリンピックのお話し

オリンピックの話題が出ちゃいましたので、ここで少しオリンピックのお話をしたいです。嫌いなスポーツはあります。接触プレイの多いスポーツは、だいたい嫌いです。バスケットとかサッカーとかが一番胸糞悪くなります。どう見ても「汚い手」を使って、相手選手のプレイを妨害して、自分の得点を上げるように見える場面も多いので、ああいうのは嫌いです。

でも別にスポーツ全般を嫌いというワケではありません。同じ接触プレイでも、お相撲は楽しんで見ていますし、プロ野球も昔は見ていました。陸上とか競泳とか、選手が汚い手を使えるはずのないスポーツは、見ていて気持ちがいいです。

同じ理由で卓球は好きです。手に汗握って選手を応援しています。ウインタースポーツは、どれもだいたい好きですがアイスホッケーとかは見ません。気持ちよく見る事のできるジャンプとか、スピードスケートとかは、手に汗握って応援しています。

ご存じでしょうが最も好きなのはフィギュアスケートです。興奮しながらを通り越して、鳥肌立ちながら見ています。特に羽生選手の演技は、感動しっぱなしで見ています。あ、ちゃんと女子選手も見ています! 素晴らしいと思うし、個人的に贔屓の選手もいます。

後、フィギュアとは別の意味で大興奮しながら見ているのが、バイアスロンです! だってあれ射撃しながらスキー滑るんですよ! 射撃ですよ射撃!「銃」を背中にしょって、スキーしてるんですよ!まるで雪国の狙撃兵みたいに! いやあ素晴らしいっ! あの銃、一度撃ってみたいです!

すみません、脱線しまくっています💦

さて、オリンピックです。昨年の東京オリンピックにしろ、今回の北京オリンピックにしろ、昔のように純粋に楽しめなくなっています。IOCの運営にしろ、ジャッジにしろ、なんかいろいろおかしいです。おかしなジャッジの犠牲になって泣いている選手とか見ると、本当にやり切れません。

ともあれ、その中で精一杯頑張っている姿を見せてくれている選手たちには本当に頭が下がりますし、感動しています。

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F86セイバーの搭載機銃

すみません、セイバーのお話に戻ります💦

ジェット戦闘機になってから、レシプロエンジンは戦闘機の機首から消えてなくなりました。エンジンは、ノズルからジェット噴流を噴射するため胴体後部や、主翼にぶら下がったエンジンナセルに移動しました。そうすると、機首からエンジンがなくなり、機銃という武装は、パイロットから見やすいように、主に機首に装備されるようになりました。

セイバーの場合は機種の左右に3丁ずつ、合計6丁の12.7ミリ機銃を装備しました。それまで、戦闘機の機銃はМ2重機関銃をほぼそのまま載せていたんですがセイバーからはМ3という12.7ミリ機銃を搭載しました。朝鮮戦争などでは、相手のミグ15とかをこの機銃で大量に撃墜しました。

今日はここまでにします。次回はセイバーの次の時代に登場した戦闘機、F104スターファイターのお話をしたいと思います。この機では、それまでの機銃とは、全く違う機関砲の搭載や、そしてとうとう、ミサイルという、非常に「カワイクナイ」兵器が登場します。

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