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はじまりの日

今日、4月1日は「はじまりの日」だ。

4月1日はエイプリルフール=今日だけは嘘をついてもいい日、なんてことを言ってた頃もあるが、そんな無粋なことはもう止めよう。

宣言する。
4月1日は「はじまりの日」だ。

各地で入学式が執り行われている。
会場の都合で学校によっては4月2日にしたり、
会社の入社式だと、土日ではなく月曜の4月3日にするところも多いだろうが、前後2日くらいは全部まとめて「はじまりの日だ」

今日はうちの次男も「はじまりの日」で、大学の入学式だった。
夫婦揃って同席させてもらった。
この大学に限らず保護者も参列できるフルスペックの入学式としてはおそらく2019年以来だろうから、4年ぶりになるんじゃないか。

お決まりのフレーズのような、
「本日はお日柄もよく、新入生の皆さんの門出を祝っているよう」な素晴らしい陽気となった1日だった。
1週間前の予報だと、曇だか雨だかはっきりしない予報だったので本当によかった。
桜も開花が早かった割には、開花後気温がぐっと下がったりもしたため、なんとか持ちこたえて、満開に近い状態での入学式当日となった。

この世代のみんなは、これまでの3年間がパンデミックの蔓延と重なり、思い通りに好きなことが出来ない、
青春時代の一番キラキラした時代がマスク生活というツラい時を過ごしてきた若者たちだ。
そんな彼らの新しいはじまりの日を精一杯お祝いしようとしているかのような日だった。

着慣れないスーツを身にまとって、履き慣れない革靴にも若干足を引きずってたり、
よっしゃ!大学デビューとばかりに、バキバキに髪を染めている子や、
内部進学生以外は基本的にまだ学内に友人もいないので一人で心細そうにしていたり、
それでもなんだかみんな輝いていた。

付添の親御さんも、なんだか嬉しそう。わくわくそわそわしている。
僕の大学入学はもう40年近く前で、大学の入学式は一人で行ったものだったけど、最近は両親揃って参列するご家庭も多いんだな。うちもだけど笑
生徒の座席は遠過ぎて、席順もわからないのでどこに座っているのか皆目検討もつかないし、それでも我が子の晴れ舞台を同じ場所にいて見守りたい、そんな気持ちなんだろうな。

式次第が無事に終わり、新入生たちは学生証を受け取った順から解散となった。
うちの次男も、顔写真の入った大学の学生証をもらって嬉しそうだった。

おめでとう!
このはじまりの日を忘れないで、これからの4年間を勉学や色んなことにチャレンジして楽しんでください!

<了>

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