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モニタースピーカー2台重ねにしてみた

リビングルームのオーディオリスニング環境を刷新してJBLスピーカーを導入したら、モニタースピーカーが1セット余った。
Mackie CR3なのだが、さて、どうしようか?
以前はDAWのモニターに使っていたのだけれど、YAMAHA MSP3に入れ替えたので、リビングでもCDを聴けるようにとCDJデッキと一緒にリビングルームで使っていたものだ。

そう、うちにはモニタースピーカーが2台ある。
YAMAHA MSPシリーズはリファレンスモニターとして定番の1つだということだったので購入した。
MACKIE CRシリーズは発売当初のレビュー動画は海外のヒップホップ系のビートメイカーのものが多かった印象がある

15年くらい前に、最初に買ったEDIROL=ROLANDのモニタースピーカーもある。長男に部屋で使ってもらっていたが、独立したタイミングで彼が置いていったが、これは絶対使わないので売却予定だ。

さて、 CR4もメルカリで売ろうか。。。
だけど元々が安い(LRセットで15,000円しない)スピーカーなのでそんなに値段も付けられないし、発送の手間を考えると面倒だな。

そうだ!MSP3と2台一緒に使えばいいんじゃないか?
ということで、2台セットしたのがこちらの写真。

上段緑の縁どりがMackie CR3、下段がYAMAHA MSP3


モニター・ディスプレイ横にそんなにスペースがなく重ねるしか設置のしようがないのだけど、2台縦に重ねると上のスピーカーの位置が高すぎるし、なんとも不安定なタワーマンションみたいになったので、苦肉の策でCR3を横置きにしてみた。

モニタースピーカーの切り替えは、MACKIE Big Knob Passiveモニターコントローラーが2チャンネルあるので、そちらで行っている。

ちなみに、スペックはそれぞれ以下のようになっている。

YAMAHA MSP3 パワードスタジオモニター
タイプ:2ウェイ
■周波数特性:65Hz~22kHz
■アンプ出力:20W
■ウーハー:10cmウーハー
■ドライバー:2.2cmツイーター
■最大出力音圧レベル:98dB

MACKIE CR3 パワードモニタースピーカー
タイプ:2ウェイ
■周波数特性:80Hz~20kHz
■アンプ出力:28W
■ウーハー:7.6cmウーハー
■ドライバー:1.9cmツイーター
■最大出力音圧レベル:97dB

それぞれ別々で使っていた時はそんなに明確には違いはあまり気付いていなかった。
CR3からMSP3に入れ替えた時には、
少し低音が出なくなった代わりに明るい感じになったのかな?
くらいの印象だったが、
今回2台重ねて設置してみると、その出音のキャラクタの違いにちょっと驚いてしまった。

CR3の方が低音がキツい。
ちょっとやり過ぎじゃないのか?というくらいに低音が出ている。
MSP3で作ったトラックを再生してみると、低音が出過ぎていて再調整しないといけないくらい。
トラックを流しながらMSP3に切り替えるとちょうど良いバランスなのに、CR3に切り替えるとボンボン言ってる。
うむむ。
横置きとかスピーカーの後ろの壁の具合とかセットアップでも影響あるんだろうが、それでもスピーカーの出音のキャラクタの違いがやっぱり大きいんだろうと思う。

上のスペックでは周波数域の下がMSP3が65Hz、CR3が80Hzなので、MSP3の方が下まで出るはずなので、やっぱりチューニングのせいなのか。
なるほど、だからCRシリーズはヒップホップ系のビートメイカーが好きな訳だと納得する。

それにしても、モニタースピーカーでこんなに聴感どころか明らかに出音の印象が変わるとは、モニターの選び方やモニター環境ってトラック制作にはとても重要なんだということが、今更ながらに体感できた。

とは言うものの、趣味でやっていてそんなにコストも掛けられない訳だし、そういう意味ではキャラクタの全然違うモニターをいくつか用意しておくのはいいのかなぁ、なんて。
基本は割とクセのないMSP3でミックスして、CR3やヘッドホンなどでも確認するとか。

いやはや、勉強になりました。


<了>

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