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その笑顔は、プライスレス。。。

この年末、NHK BS『新日本風土記』の「神さま仏さま 東京2020-2021」という番組の撮影に協力させていただく機会があった。

一部界隈では「神番組」と呼び名が高い新日本風土記。

それが、ほんとに神さま仏さまを扱うという。。。

無病息災に商売繁盛。年末年始、新しい年に願いを込め、多くの人が神に仏に手を合わせる。コロナ禍で出店ゼロだった露天商が、神社と力合わせ開催した酉の市。信仰に救われたという元ホームレスの男性が、街頭で食料支援を続けるクリスマス。スポーツの神様のお守りを胸にオリパラ開催を願うアスリート。そして明治神宮、神田明神、浅草寺の、いつもと違う初詣。年越えの東京で出会った悲喜こもごもの人生模様と祈りの風景を描く。

もちろん、画面に神仏が登場するわけではなく、コロナ禍にあって、東京に生きる宗教者たちが、どんな気持ちで祈りをささげているか、を、美しい映像で切り取って、構成している。

番組の中で、ホームレスだった男性が、救世軍の炊き出しを配っていた「おじさん」のニコーッという笑顔に魅了されて、教会に通うようになり、救われた、とインタビューに答えていた。

ひとは、いろんなきっかけで、救いを感じるものだけど、「笑顔」によって救いに導かれるひとも、いるんだなあ、と感慨深い。

そういえば、仏教には「和顔施」という言葉があって、内面からこぼれ出る笑みは、周囲の人々を救う功徳がある、と考えられているんだって。

今日の聖書の言葉。

渇きを覚えている者は皆、水のところに来るがよい。
銀を持たない者も来るがよい。
穀物を求めて、食べよ。
来て、銀を払うことなく穀物を求め
価を払うことなく、ぶどう酒と乳を得よ。
なぜ、糧にならぬもののために銀を量って払い
飢えを満たさぬもののために労するのか。
わたしに聞き従えば
良いものを食べることができる。
あなたたちの魂はその豊かさを楽しむであろう。
イザヤ書 55:1-2 新共同訳

イエス・キリストが十字架と復活によって与えてくれた、救い。

その救いは、わたしたちのすべての罪を赦し、永遠の命にあずからせ、この地上においても、天国においても、尽きない幸福を与えてくれる。

しかも、その「救い」は、どんなひとにも無償で提供されている。

あなたたちの魂はその豊かさを楽しむであろう

内からあふれ出る喜びによって、笑みがこぼれる。。。「破顔」って言うんだろうね。

その喜びは、外部的な諸条件や、物質的な諸条件によっては、左右されないものだ。こんな状況、にもかかわらず。こんな日々、にもかかわらず。こんな苦境、にもかかわらず。それでも、信じて、祈って、だから、笑っていられる。

それは、笑おうとして、無理やり笑うのではなくって、破顔。。。内側から顔を破って出て来る感じだ。

元ホームレスの男性の笑顔もよかったけれど、「神さま仏さま 東京2020-2021」に出てきたお坊さん、神主さん、巫女さん、檀家さん、みーんな笑っていた。このコロナ禍にも、かからわらず、ね。

ナレーターの松たか子が言ってた、「わたしたちには、祈りがあるから、だいじょうぶ」という言葉が、じーんと来る。これは、ほんと、普遍的な真理だ。

信じて、祈って、笑顔になろう。


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