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逆風を耐え抜く、祈り。

生きるために、必要なこと。。。

リスト化すると、いろいろ、あるよね。

まず、基本となる、命と健康。

そして、命と健康を維持するのに不可欠な、食べもの、着るもの、住む場所、助け合って一緒に生きる人々。

安心と安全を保障してくれる、良い政府。教育と医療。安定的に供給される電気、ガス、水道。滞ることのない物流、販売、そして、ゴミの回収。。。

さらに、細かく考えていくと。。。

眼鏡。。。ド近眼なので、必須。

歯磨き、ひげそり、ヘアカット、爪切り、石鹸、洗濯、アイロン、裁縫道具、電球、ストーブ、扇風機、時計、温度計、いろんな調理器具、いろんな修理道具。。。ドライバー、ペンチ、金づち、はさみ、接着剤、釘、ネジ、ひも、テープ。。。

去年から手放せない、マスクと体温計。そして、一日に何度も手を洗い、アルコールで除菌するから、手荒れ予防のハンドクリームが欠かせない。。。

これだけじゃないよね。リストは、まだまだ続いて行く。。。

今日の聖書の言葉

あなたの業を主にゆだねれば
計らうことは固く立つ。
箴言 16:3 新共同訳

中世のユダヤ教のラビ(律法学者)で、「ラシ」という愛称で呼ばれるシュローモー・イツハーキー(1040-1105)は、今日の聖書の箇所を、こう注釈している *。

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「あなたの業を主にゆだねれば」

あなたの必要を、あらいざらい、神にゆだねよ。そうすれば、あなたの計画は、かたく立つ。別の説明:あらゆる必要のために、神に祈れ。

「計らうことは固く立つ」

計らったことは、基礎が固められ、そして、耐え抜く。

この「耐え抜く」(endure)という注釈が、ユダヤ教のラビらしいなあ、と感じる。

中世のヨーロッパで、ユダヤ人のコミュニティーは、クリスチャンたちから、たび重なる迫害を受けた。その辛い経験を通り抜け、生き残って来たユダヤ人だからこそ、生活の基礎が固まるだけでなく、時代や社会のどんな逆風・逆境にも「耐え抜く」粘り強さの必要を、体感してたんだと思う。

あなたの必要を、あらいざらい、神にゆだねよ

生きるために必要なリスト。。。コロナ禍という逆境にあって、だからこそ、ひとつ、ひとつ、神にゆだね、ひとつ、ひとつ、祈り求め、ひとつ、ひとつ、与えられて行く。。。

それだけでなく、逆風を「耐え抜く」粘り強さが与えられるように、祈る。

註)
*  Sefaria, Proverbs 16:3

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