良妻賢母信仰

女学校のあった時代、女学校は女子を良妻賢母に仕上げることを目的とされた。
宮崎駿監督作品に登場するヒロインは一貫して良妻賢母で、この女学校思想と地続きの真善美が念頭にあったのだろうというように見えた。
作品を作る上で作る人間の思想が反映されるのは当然のことなのでその思想の良い悪いではなく好き嫌いで作品を鑑賞すればいいことでその作品を観て面白い面白くないそのどちらも遠慮なく話題にすればいい。
君たちはどう生きるかでは息子と母というものが描かれて母は良妻賢母だった。いい悪いを問題にしてもあまり意味もなく、良妻賢母がヒロインの作品を作る人間の作品として鑑賞することになる。
未来少年コナンやカリオストロの城や風の谷のナウシカのヒロインも明らかに良妻賢母だったので宮崎駿監督の嗜好と言った方が本質に実に近い話になる。
パヤオ耐性が付いている人間たちには馴染みある感覚である。