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なじむところ 【詩】

あなたの隣に腰かける
腕がふれる
指を絡める
体温がなじむ
境目がなくなる

体が溶ける感覚
気持ちよくて
もっともっと

一つになれないこと
分かっているのに
もっともっと

叶わぬ願いがぼんやり
堂々巡りの思考にうんざり

あなたときたらそんなとき
おかしな言葉をぽつり

つい笑ってしまって
その振動で体が揺れて
なじんでいた所が
離れてしまった
やっぱり一つにはなれないね

横を向くとにやけ顔のあなた
全くもう
涙が出てきた



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