大高 真 (Makoto Otaka)

合氣道の指導・研鑽を中心に、好きなことをしながら生きる二男二女の父。

大高 真 (Makoto Otaka)

合氣道の指導・研鑽を中心に、好きなことをしながら生きる二男二女の父。

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「好きで生きる新常識」

こんにちは。大高真と申します。 私は一人の合氣道家であり、二男二女の父です。 「その人の個性を磨く『好き』なことで真剣に遊び、学び、そして働きながら生きることが、幸せな人生を送る新しい常識になる」 この信条に沿って、私がどのように日々を『好き』で生きているのか、その事例を中心にご紹介して参ります。 「ユーモア」と「有用さ」を提供できることを念頭に置きつつ…。 どうぞよろしくお願いいたします。

    • 今どきの点字ブロック?

      先週、原宿の地下鉄を利用した時。 階段で点字ブロックの異変に気付いた。 延々と、QRコードが張り付いていたのだ。 「目が見えない人のための誘導用ブロックなのに、なぜ?」 そうか、最新の技術を応用した案内なのだ、と思った。 スマホをかざすと、音声で目的地を誘導してくれる。 「10メートル先を、右です」みたいな。 それはクールだ! さすが若者文化を牽引する街。 日本中に普及する前に、ここで体験しようではないか。  と、胸の高鳴りを抑えながら、スマホでコードを読

      • 僕の右足

        『僕の右手を知りませんか?   行方不明になりました   指名手配のモンタージュ   街中に配るよ』   THE BLUE HEARTS「僕の右手」より。       僕と同じ世代の人には、言わずと知れた名曲である。   しばらく思い出すこともなかったが。   ここ数日は、頭から離れない。       なぜなら、僕の右足が行方不明になったからだ。       五本指のくつ下。   そろえて洗濯に出したことは覚えている。   その時は、確かに両方あった。       それがなぜ

        • そこに居るだけで

          やる気が出る 自らを律する 創造力がはたらく 心が落ち着く 安心する 癒される 向上心を抱く 志を新たにする 生きている実感がある その上で、仲間と触れ合う 自分の道場とは、そういうものだ。 暴力は消える | 大森山王合気道教室(東京都大田区) (iwama-aiki.tokyo)

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        「好きで生きる新常識」

          小さなとげの抜き方

          とげが刺さったところに氣を通す(手や指を当てる)。 少しすると、とげの頭がちょっと出てくる。 後はつまんで抜くだけである。 これだけ聞くと、胡散臭い(笑) だが、ウソのような本当の話。 身体は、異物を外に出そうとする。 その働きを信じて、手を当てて応援するだけだ。 その日も、これでうまく行った。 ただし、頭が出るところまでは、だった。 その先の、つまんで抜く道具に問題があった。 小学校をお借りして稽古をしていた時のこと。 ある子が、「足にトゲが刺さった」

          小さなとげの抜き方

          ツールの限界

          遠くの相手とつながるツール。 その手段は、手紙から電話やメールへと発展した。 今ではパソコンやスマホを使い、動画で会うことも当たり前になった。 科学技術は進歩している。 だが、直接会って話すことには、未だに及ばない。 例えば、メール。 いつでもどこでも、相手に要件を送ることができる。 ところが、そのメールには大切な情報が含まれない。 ・微妙なニュアンス ・話のリズム ・人となり これらの情報を、文字だけで伝えることは難しい。 そのために30分かけて文章を考

          トーナメントは逆さまがいい?

          トーナメント。 様々なスポーツでおなじみの、あの方式。 元・応援団としては、野球の試合が真っ先に思い浮かぶ。 甲子園と明石球場。 思い出せば秋田育ちの少年にとって、関西は想像を絶する暑さだった。 さて、このトーナメント。 もともとは、中世のヨーロッパで騎士が戦ったことに由来するとか。 一人の勝者を決める方式として、大変シンプルでわかりやすい。 観ている者の興奮は、自ずと高まる。 参加している者に至っては、なおさらであろう。 だが、このトーナメント、である。

          トーナメントは逆さまがいい?

          心の柔軟性

          合氣道教室でたまにお借りしている中学校の武道場。 久しぶりに行ってみると、収納された畳の上には極厚マットが山積みの状態。 これから20分後には子どもクラスが始まる。 大人は私だけ。 さぁ、どうする。 1.極厚マットを移動して畳を並べる 2.畳は諦めて、横にある薄いマットを使う 3.板の床の上でできることをする やや考えて、私は2を選択した。 (そういえば、このマットあったなぁ。) いつもは支障なく畳が使えたので、このマットを活用することは考えもしなかった。

          折り紙は空だ。 いや、「そら」ではない。 私にとって、その紙は「くう」な存在なのだ。 それは、ただの紙であるが、ただの紙ではない。 その紙は、折り方次第であらゆる物になり得る。 例えば、写真のような兜(かぶと)。 一枚の紙が、正しい折り方をすることで、こんなかっちょいい兜になっちゃったりするのである。 もう、それだけで只者ではない。 いくつか折っていると、それが空を表していると思えてならない。 あの、お釈迦さまがおっしゃるところの、「空」である。 「空」と

          お日さまとお月さま

          太陽は、万人を平等に照らす。 だが、さすがの太陽も、地球の向こう側を照らすことはできない。 つまり、太陽は偉大だが、完璧ではない。 そこに、月がそっと忍び寄る。 月は、それ自身が何かを照らすことはできない。 しかし、太陽の光を受けて、地球の向こう側を照らす。 太陽と月が力を合わせる時、より多くの人がその光を享受できるようになる。 私たち、人はどうだろう。 完璧を目指すこと。 誰かの助けを受けること。 それぞれ、向き不向きがあるかもしれない。 一方で、それ

          お日さまとお月さま

          捉え方が9割

          合氣道では、相手に「つかまれる」ではなく、「つかませる」と言う。 相手が自分をつかんでいる状況を、受け身ではなく主体的に捉える。 これは、自由に動くための基本的なマインドセットだ。 捉え方の切り替えは、日常で自分の心を守ることにもつながる。 例えば、家の前にゴミが捨てられていたとする。 多くの人は、ムッとするだろう。 (まったく、誰だよ、捨てたのは…。) と、イライラしてしまうかもしれない。 このイライラは、捉え方ひとつで解消できる。 「私が、家の前にゴミを

          ほのぼの感

          人生初の『つくろいパーティー』。 「楽しかったー!」 と、参加者も講師の方も、そして主催者(&参加者)の私を含むみんなの感想。 参加された方は、ご家族のパーカーやご自身のブラウスを持参。 私は、袴と道着の股下。 破れやほつれを、はじめに講師の方にご診断を頂いた。 「これは縫い目を合わせて、穴に沿って縫えばいいですね。」 「これはあて布をして、その周りを大きく縫いましょう」 その方は、自慢するほどの知識やスキルは持っていないとおっしゃっていた。 が、 参加者

          護身を身近に

          自分より力の強い人。 乱暴な人。 チカン。 そんな人たちから、自分の身を護る。 それには、ちょっとした仕組みを知っていればいい。 体の構造。 動作の範囲。 心の持ち方。 これを知っているのと知っていないのでは、雲泥の差だ。 できれば、子どもに知っておいてほしい。 というわけで、親子でのご参加も大歓迎。 和気あいあいの1時間。 どうぞお気軽にご参加ください♪ https://peatix.com/event/3317397/view

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          合氣道 岩間に伝わる『開祖の剣と杖』

          合氣道の開祖 植芝盛平翁が岩間に遺した剣と杖の技術。 1938年(昭和13年)に開祖自らが出版し、その約50年後に一般へ公開されることとなった技術書『武道』には、開祖の武器技の写真と解説が記されています。 合氣道の源流を守り、現代に伝える岩間神信合氣修練会。 その精神と技を磨き続け、世界へ伝えています。 この動画では、武器技稽古会の様子をご紹介します。 体験のお問い合わせはホームページからお受けしております。 また、各地でも随時体験会を開催しております。 動画編集:Makoto Otaka 音楽:Hirokazu Akiyama,fumikomidori https://youtu.be/AtBugjtc0qE (ここからは、製作の裏話) そうです。 私が動画の編集を担当させて頂きました。 製作に際して参考にしたのが、全国各地のご当地を紹介するPV(プロモーションビデオ)。 とても比較できるレベルにはなりませんでしたが、一つのストーリーを伝える重要性は形にできたかなと思います。 ちなみに、子役で登場しているのは我が家の次女。 アイデアを思いついてすぐに協力してもらえるのが、家族の強みですね。 もちろん、私も稽古シーンに登場してます。 といっても、これは岩間神信合氣修練会の公式PVです。 ぜひ、遠慮なくシェアなさって頂けましたら幸いです。

          合氣道 岩間に伝わる『開祖の剣と杖』

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          ノー・プラン・デイ

          朝起きてから夜まで、一日にやることを書き出す。 いわゆる「ToDoリスト」を、私は毎日作成している。 15分単位で作業を書き出し、時間が決まっているものは60分や120分などで設定する。 その目的は、効率よく作業や仕事を進めること。 もう一つは、一日を惰性で過ごさないことだ。 もちろん、予定と結果がズレることはある。 その時は、きちんと理由を考える。 時間の見積もりが甘かったのか? 想定外のことに時間を割いたのか? それとも、本当はやりたくないことだったのか? こう

          ノー・プラン・デイ

          まな板の上の

          宮城県産の天然もの。 つぶらな瞳が、「今夜はいかが?」と私を誘っている。 「お買い得よん♪」と。 ほう、これは私に対する挑戦と受け止めた。 この前、包丁も研いだばかりだぞ。 ふっふっふ、よし、受けて立とぉではないかぁ! そうして、私は意気揚々と「真鯛ください!」と、声高らかに注文しそうになった。 その刹那…。 手を引っ込め、大事なことを思い出した。 (おい、冷静に考えろ。 たった今、お前はお肉屋さんでひき肉を買ったばかりではないか。 今日は子どもたちが喜ぶ、特製の