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【ヘルスケア×お金】社会保険制度の全体像

各論に入る前に社会保険制度の全体像についてまとめます。

▶︎ 社会保険制度とは

社会保険制度とは,以下の5つの公的保険の総称(広義)です。
※ 狭義には①〜③を指します。

① 医療保険
② 年金保険
③ 介護保険

④ 雇用保険
⑤ 労災保険

※ 社会保険制度に似ている言葉で『社会保障制度』というのは,社会保険制度の上位の概念で,【社会保険】【社会福祉】【公的扶助】【保険医療・公衆衛生】を総称したものです。

次回以降は特に①〜③に焦点を当てて,個人・家庭レベルでのお金の悩みの解消や家計改善に繋がるお話ができればと思います。

以下,ざっくり概要のご紹介です。

▶︎ 医療保険の種類

① 被用者保険(健康保険,共済組合など):会社員や公務員などが加入
② 国民健康保険:自営業者などが加入
③ 後期高齢者医療制度

病気やケガなどの万が一の場合や出産の際に,自身もしくはご家族がどれだけの給付を受けることができるのか理解しておくことが大切です。

大きな病気やゲガをした場合に備えてどれくらいの貯蓄をしておけば良いのか考えるために,高額療養費制度などにも触れたいと思います。

▶︎ 年金保険の種類

年金保険には,『年金としての種類』と『給付方法としての種類』があります。

年金としての種類は以下の2つです。

① 国民年金:20歳以上60歳未満の国民全員
② 厚生年金:厚生年金保険の適用を受ける会社に勤務する会社員や公務員

公的年金の給付方法は以下の3種類です。

① 老齢給付(老齢年金):所定の年齢に達した場合に給付される。
② 障害給付(障害年金):疾病や負傷によって障害を負った際に給付される。
③ 遺族給付(遺族年金):被保険者が死亡された際に給付される。

民間の保険会社が販売している個人年金や年金型保険への加入を検討する前に,公的年金として老後に自身がどれくらいの額を受け取れるのかを把握しておくことが大切です。
# 公的年金で受け取れる額を計算してくれるほど人は優しくない

上記の公的年金に加えて,iDeCoなどの税制優遇のある制度についても触れたいと思います。

▶︎ 介護保険の種類

年齢によって以下の通り分けられます。

① 第1号被保険者:65歳以上 → 要介護状態,要支援状態
② 第2号被保険者:40歳以上65歳未満 → 特定疾病に起因する要介護・要支援状態

高齢になって介護や支援が必要となった際に給付を受けることができます。
こちらも将来のお金に関するライフプランに影響を与えるものと思います。

今回はここまで。
本日もお忙しい中,読んでいただきありがとうございました。

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