見出し画像

相手を操る禁断の文章術 「今すぐ」使える5つのテクニック(前編)DaiGo著

DaiGo著「相手を操る禁断の文章術」をより自分の手の内に入れて実践していくため、今回はこのステップ3・今すぐ使える5つのテクニックのうち3つについて紹介していきたい。
ステップ1、2については過去記事からどうぞ。

https://note.com/makuru_free/n/n2496a0c8becd

https://note.com/makuru_free/n/nbe4776e5a755

「今すぐ」使えるの?そのまま使うだけで人を自在に操れるようになるの?
DaiGoさんが言っているから間違いないだろう、楽しみだなあ。

その3つのテクニックとは、・・・
・書き出しはポジティブに
・なんども繰り返す
・話しかけるように書く

では順番にみていこうか。


・書き出しはポジティブに


メールの書き出しはみなさんは何て書いてる?
社内では「お疲れさまです」
が多いよな、ふつう。
でもこれをDaiGoさんはこうしろと言っている。


✖「お疲れさまです。先日の会議についてですが・・・」
          ↓
〇「おはようございます!先日の会議についてですが・・・」

少し印象変わった?勢い、元気さが増した感じする?
ポジティブさが増した分、最初に相手に良い印象を与える「初頭効果」を狙ったものらしい。人が会った時、最初の7秒で印象が決まり、その印象は半年間続くと言われてる。文章の書き出し部分はいわば文章の初対面になるんよね。そこを良くしていこう、という話。

ではもう一つのメールテクニック。
「お世話になっております」と得意先に出すメール、これ何とかしようか。

✖「お世話になっております。昨日の会食では大変おいしい料理を堪能させていただいて・・・」
        ↓
〇「昨日のお食事では初めての体験をありがとうございました。実はカウンターに座って握ってくれるお寿司屋さんは生まれて初めてだったのです。順番に出てくる職人さんの光るようなお寿司、〇〇さんと大将との寿司談義、新しい体験に感動しました!・・・」

冒頭で「ポジティブな体験」を入れる事により印象をガラッと変えているのがわかるかなあ。


「(生まれて)初めてです!」がポジティブワードで、そのほかにもこんなのが使える。
「(考え、認識、思い込みが)変わりました!」
「うれしいです」
「驚きでした」
「涙が出そうでした」
「もっとお話ししたかったです」

これらのポジティブワードに「体験」を組み合わせるだけ。できそう?


✖「書き出しをポジティブに、というテクニック、勉強になりました」

〇「書き出しをポジティブにするだけでこんなに印象が変わるなんて、目から鱗です。こんなテクニック教えてくれたの〇〇さんが初めてです、感動・感謝!」

これでぼんやり「お世話になってます」メールから卒業できるな。


・なんども繰り返す


このテクニックは文字通り「何度も繰り返す」事により説得力を増やしていくということな。これは実証されており、3回の繰り返しで46%、10回の繰り返しで82%も説得力が向上するらしい(社会心理学者ウィルソン氏の裁判での陪審員に対する実験で実証されたらしい)。

でも同じ言葉を何度も読まされると「ウザい!」と思われてダメじゃない、という風に思ったあなたはエラい、その通り。別の実験で「同じ言葉を3回以上」使うと途端に相手は飽きてしまう、ウザいと思われることがわかっている。

じゃあどうやってやるの?「何度も繰り返す」テクニックって何なん?と思うわなあ。
それは、・・・

伝えたい事に対して「表現を変え」、何個もバリエーションを作り、それを「何度も繰り返して」文章に入れていく、ということなんよ。

例を出そうか。
〔野外BBQでご一緒し、また誘ってもらいたい〕という事を伝える際に、

「昨日はご一緒いただきありがとうございました。大変楽しかったです、また誘ってください!」くらいかな普通は。でも型通りで刺さるかどうかと言われれば刺さらなくスルーされるような気がするよな。

ではどうバリエーションを増やしていくかというと、


・実はいい出会いがありました!〇〇さんの人脈に感謝!
・〇〇さんのBBQの手際、仕切り、場の盛り上げ、見てました。そりゃみんな楽しくなる訳ですね。でも一番楽しんだの絶対わたしです(笑)。
・巷のBBQユーチューバーよりいい動画撮れますよ。
・たき火でこんなに心が癒されるのですね。初めての体験に感謝!

ここには一言も「また誘ってください」という言葉は入っていないよね。でも受け取り手はどうだろうか。「ずいぶん楽しんでくれてうれしいなあ。俺が拘ってたところ見てくれてたんだなあ、あの人。次も誘わなきゃ。」と思うよね絶対。

この例で「楽しかった」をどう何度も繰り返していたかまとめると、
・いい出会いがあって、想定外で楽しかった
・仕切り、盛り上げ方を見て、楽しんだ
・人気you tuberより、楽しかった
・新しい体験ができ、楽しかった

もちろんこれに料理・食材、場所、時期・天候、などの要素も重ねる事ができるよね。

文章の中にこれらの「繰り返し」を様々なバリエーションで入れていくことにより、あなたの伝えたい事の説得力は増していき、相手が思うように動いてくれるようになるんよ。覚えておこう!


・話しかけるように書く

普通の文書で大変なのに、これは難しいでしょ?と思うかもしれんけど、次の手順でやればそんなことないんよ。日常会話を意識してまず2人の会話のキャッチボールを形式で書く。それを文章に直す。本書での例文を参考に見ていこう。

まずは一人二役でやりとりを書いていく。


Aさん:「人を動かす文章を書くなんて難しそう」
Bさん:「安心して、この方法なら簡単に書けるから」
Aさん:「そうなん?どうすれば簡単に書けるの?」
Bさん:「まずは会話文を作るんだ。自分と相手が普通に会話している文章を。あまり難しく考えず、普段どうりの会話を書けばいいので簡単だよ」
Aさん:「それでどうすんの?」
Bさん:「あとは出来上がった会話をひとつの文章にするだけ」
Aさん:「どうしてそれで人を動かす文章になるの?」
Bさん:「会話文を書くことで自然と相手の反応が盛り込まれた文章になるんよ。すると相手の立場に立った文章になるから、人が動かしやすくなるというわけ」
Aさん:「なるほど、それならできそうだね」

次にそれを取り込んで一つの文章にしていく。


 もしかするとあなたは、人を動かす文章を書くなんて難しそう、と思うかもしれません。しかし、安心してください。この方法を使えばだれでも簡単に人を動かす文章が書けるようになりますから。まずは会話文を書きます。自分と相手が普段通りに会話しているところをそのまま文字に起こしてください。難しく考えないで、会話をそのまま書くだけです。そして、出来上がった会話文をつなげて文章にするのです。このように、会話文を書くことで、自然と相手の反応が文章に取り込まれます。普段の会話と同じように、相手の立場に立った文章になるので、人を動かしやすくなるのです。早速今日からやってみませんか?

どう?シンプルなテクニックでだけどいいテイストになってない?
会話文を考えるというステップが入るけど、その手間を差し引いても、相手の立場にたった見違える文章が書けるのであれば取り入れてみる価値あると思わない?


まとめ

今すぐ使える3つのテクニック
・書き出しはポジティブに
・何度も繰り返す
・話しかけるように書く
について考えてみた。何となく型どおりの文章しか使ってなかったのが勿体ないと思わない?最初はパクりでいいと思う。使ったことがないポジティブワードを一回使ってみる、「体験」に「感情」ワードをセットにしてみる。それを繰り返し文章に織り交ぜていく。会話調にして勝手に相手目線文章にしていく。まさに「今すぐ使える」文章術で、DaiGoさんの本はサスガっ!という感じですな。

5つのテクニック、残りの2つ

・上げて、下げて、また上げる
・追伸をつける

は別記事にて解説するわあ。よろしく。