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アロマセラピーって香りを嗅いで癒されるだけ?それだけでは勿体無い!僅かな成分がもたらす力は実はすごいのです♥️

レイバーデーウィークエンド3連休は、ワシントン州のマウントレーニア国立公園でハイクを楽しみ、木々の香り、亜高山の植物、氷河など、自然を満喫してきました!

Mt.Rainier
どこか富士山を思わせる綺麗な山です!
亜高山植物が楽しめます!
氷河
色んな山の表情が楽しめて面白いです!

こんにちは!ロサンゼルスからメディカルアロマセラピストのみゆきです。

精油の香りには、鎮痛作用や鎮静作用、抗炎症作用、抗感染症作用などなど、色々な作用の成分が含まれています。

それはひとえに、植物が生まれ落ちた場所で生き抜く為に、自らを治癒し回復させ、子孫を増やして行かなければならないからです。

その為に様々な成分がどの植物にもパーセンテージに違いはあれど、含まれているわけです。

そしてそれらの成分量の微妙な構成の違いと個性のある成分が合わさって、その植物特有の香りを作りあげるのです。

例えば、柚子の香りの精油成分は350種類以上あると言われていますが、その成分の多くは、他の柑橘系と同じ成分であるリモネンが占めており、あの独特な
柚子の香り、ユズノンはほんの微量しか含まれていません。にも関わらず、私達はその微量のユズノンの香りを感じ、癒されるのですね。

このほんのわずかと思われる成分を皆さんはどう捉えるでしょうか?

私は、このほんの僅かな成分に、とても威力を感じ、感銘を受ける次第です。

精油は大量の植物を使って抽出されますが、摂取できる油溶性成分はほんの僅かです。ただしその沢山の植物の成分が凝縮されている為、たとえ僅かでもとてもパワフルなのです。

以前にもお話しした事があったと思いますが、女性が一生に渡って分泌させる女性ホルモンは僅かティースプーン1杯分と言われています。私達はその量に様々な影響を受けている事を考えれば、この微量な精油成分が体に及ぼす影響も如何に大きいかが、ご理解頂けるのではないでしょうか。

また、精油には様々な成分が多く含まれて相乗効果をもたらしてくれることが、お薬と違う点の一つです。

わかりやすい例えで言うと麻酔。麻酔は手術中に痛みを感じず、全身麻酔なら眠っている状態をキープする事が絶対条件で、それに特化する成分が必要なだけで色んな成分は要りませんよね。

色んな成分が相乗効果で働くとはいえ、1時間程度、まどろんでほわんとなる程度の植物では、怖くて手術など受けられないですもの😅

なので、人が開発した素晴らしい化学の賜物は上手に使わせてもらうのです。

ただその分、強いお薬ほど体への負担も大きく、術後も吐き気や頭痛などトラブルが起こりやすいですよね。こういった場合、更に強いお薬で症状を止めるより、吐き気を緩和させつつ、気持ちを落ち着かせリラックスさせる事が同時に出来る精油を導入する事は、アロマセラピーの得意とするところ。

アロマセラピーは、Biologically-basedのセラピーですから、現代医療と上手く組み合わせて、体に備わっている自然治癒力をサポートしつつ、健全な心と体を育む為に、もっと導入していってもらいたいと思います。

みゆ♥️


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