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HSP気質と不登校って関係あるの?#13

おはようございます、マリエです。

今日は実際あったお話を基に書いていきたいと思います。

小学生の頃から不思議と人に相談される

2月からclubhouseで繊細さんの部屋〜安心安全に繋がろう〜のroomを始めて9ヶ月目となりましたが、本当に沢山の方に来て頂き、お話をさせて頂きました。

そこでの内容はシェア出来ないですが、出会った方の中で個別にHSPのご相談を頂く事がありました。そのほとんどがHSP気質を持つお子様の不登校や精神疾患、どうゆう風に接していったらいいかというご相談でした。

私は精神科でもカウンセラーでもコーチングでもありません。ただのロミロミというオイルとホットストーンで施術するサロンセラピストです。

カルテもカウンセリングもしませんが、施術前や後に1時間以上会話を楽しんだり、施術中も会話を好むお客様が多いので、実質カウンセリングなのだと思います。

それも、コロナ禍でお話を聞いてほしい、人と会話したいという方が増えたような気がします。

もちろん、そういうお客様でも今日は寝たいという日もあるので、お身体の状態と雰囲気で察知して対応しています。

前に記事にも書きましたが、昔から複雑な家庭環境の友人が多く、鬱症状が小学生から出てる子もいました。

過呼吸やパニック障害の子の対応や、場の空気を循環する様に話す事を意識するのは、環境とHSP気質もあいまって生まれたのだと思います。

それもあってか、clubhouseで繊細さんの部屋をやったり、個人サロンを通して自分以外の人生を聞かせて頂く事になったのかもしれません。

HSP気質の子供は不登校になりやすいの?

確かに、HSP気質のお子様の不登校の話やメンタルに関するご相談を頂く事が多いですが、必ずしも100%HSPが原因ではありません。

HSPを知らない方はコチラを一度読んで頂けたらと思います。↓

ただ、意識的にしているのではなく無意識に察知してしまうので、自分より周りや親の感情を優先しようとして感情を抑えてしまう。

それが続くと、自分の感情を感じて相手にして欲しい事を伝えたりする自己主張が苦手な子がHSP気質の子に多いように感じました。

物事を深く考えて、共感して、無意識にあらゆる五感の情報から察知して、刺激を敏感に受ける。

物事を深く深く考えて洞察することから、子供の頃から大人顔負けの事を言ったり、同級生のしてる事が幼稚に感じたり、本質を早い内から見抜けるが故に同級生と合わないという方も聞きます。

私も小学生の頃から今思えば変わった子だったと思いますし、高校生になってからは、学校の同級生と戯れる日々は楽しかったけれど、何のためにここに居るんだろうという疑問がグルグル常に頭の中を廻っていました。

高校を辞めて、ヒッチハイクに出たり外国人がいる環境下で働いたり、自分の生きている意味や刺激に弱いのに刺激を追求するところがあるのでHSS型HSPだったのだと思います。

今度また詳しく書きますが、HSPといえど本当にそれぞれです。

また、教室の中でたくさんの人の情報を一気に受け取るので、刺激に疲れて帰ってきてよく眠る子も多いと言われています。

同級生と上手く馴染めなかったり、自己主張が苦手だったり、刺激に疲れたり集中できなかったり

些細な刺激がHSPの方はHSPでない方に比べて、100倍〜1000倍に敏感に感じるのではないかと言われています。

そう考えると、不登校というのは学校に行きたくないではなく、学校に行けなくなってしまう感覚に近いのではないかと思いました。

あくまで、私がHSP気質と不登校の繋がりを考察したものですが、行けなくなる原因は一つではないと思うため、=ではないと思うのです。

HSP気質は環境下が大きく影響する

HSPは人間に限らずコバエ、鳥、魚、イヌ、ネコ、馬、霊長類まで、実に100種類以上の動物にも観察できること言われているのですが、興味深い実験があったので紹介させて頂きます。

スティーブン・スオミ博士が実施したアカゲザルの実験は、特に興味深い発見につながっているそうです。

スオミ博士はアカゲザルの群れをストレスに過敏な「内気なサル」と「どっしり構えたサル」との2つに区別して、生まれたばかりのサルの子を母親から離し、代理の優れた母猿と普通の母猿に育てさせたのです。

その結果、優れた代理の母親に育てられた内気なサルは、後に群れのリーダー格に成長したそうです。

HSPのパイオニアのエレイン・アーロン博士は、

「このようにHSPは極めて有利な特性なのである。その理由から非常に敏感であることは喜びである」

とも述べているそうです。

実は同じような結果が人間の子供でも見つかっていて、
人間に異なる感受性の度合いがあることを意味する「感受性差異」の概念を提唱したジェイ・ベルスキー博士とマイケル・プルエス博士は、

感受性が強く、ネガティブで、一見扱いにくいと思われる子供は、良い環境の中では周囲よりも優れた能力を発揮することを発見しました。

研究結果でも環境下でHSPの個性というのは幼少期から大きく左右されることが分かります。

お子さんが精神科に行きたいと言われたのですが、どうしたらいいのかという相談

私は精神科の専門医ではないので、既に診断されている方や親子さんから精神疾患を患わせてる可能性があると聞いたら、専門家に任せた方がいいとお伝えしますが、個人的には大事なことはそこだけではないと思っています。

ある時、娘さんが精神科に行きたいと言われたのだが、どうしたらいいかというサロンに通ってくださるお客様からご相談がありました。

恐らく、娘さん自身がネットで調べて、自分は躁鬱なのではないかと悩んで打ち明けてきたそうです。

何度か彼女自身もHSP気質だと思うし、うちの子もそうなのではないかとはご相談を頂いてたのですが、家族旅行した次の日に「精神科で診てほしい」と言われ、あんなに楽しそうにしていたのに何故、次の日に急に?と動揺していました。

何て答えましたか?と聞いたら、どうしていいか分からず「自分で行ってきなさい。」と軽く流してしまったと仰っていました。

この言葉を聞いた時に、病院に行きたいという気持ちの奥に

一緒にもっと時間を過ごしたい、構って欲しい、寄り添って欲しいという娘さんの気持ちを感じました。

幼少期に忙しくて構ってもらえなかった時期があったのと、彼女が母と娘の二人旅行の最後に少しワガママな発言をしたり、日頃から一緒に何かをしたいという発言が多かったのを今まで聞いていたので、

大事なのは、その奥の娘さんの気持ちです。娘さんは一緒に行って欲しいんだと思いますよ。

病院が合うところを一緒に見つけようと、明日行ってください。大事なのは真摯に自分のことを一緒に考えてくれてるんだという気持ちだと思います。

と恐縮ながら伝えました。

我慢が平常運転なのです。

これはHSP気質のお嫁さんを持つHSPではない旦那様にもご相談された時にお答えしたのですが、HSPの方は周りの感情に敏感に察知しますが、自分の感情には鈍感な方が多いです。

なので、気持ちの疎通を互いに取るために、定期的に話す時間を過ごすことが大事です。

例えば、夕飯後の10分や、週一回月曜日の朝は一緒に歩くなど、お互いそうなんだねと受け止め合うだけで良いのです。

この習慣は先ほど書いた精神科に行きたいと言った娘さんのお母様にもお伝えしました。

子供の悩みは自分と両親の愛着形成が関わっている

以前、家族はバランスで出来ていて、子供の悩みや夫との悩みは、自分と両親との愛着形成が深く関わっている記事を書きました。↓

お子様の悩みを抱えている多くのお母さんが、ご自身の悩みを抱えています。

自分のご両親と向き合うことは、自分の旦那と向き合うことでもあり、自分の旦那と向き合うことは結果的に子供の悩みに関わってくる事があります。

子供のメンタルケアと共に親自身のそれぞれの家族との向き合い=自分との向き合いも同じくらい大切だと思います。

愛されるって人間だけから感じるモノじゃない

毎日子供の頃、両親が仲よくて、豊かで、お前は最高やー!!って愛してるぞー!!って自己肯定感アゲアゲでハグされていたら、きっと世界は平和なんだろうなと昔から考えていました。

だけど、アジアで見た貧しい環境下で育った子供たちの目がキラキラで、風ダー!!と自然で遊び、虫や動物や仏教の音に囲まれて寝る生活がちっとも寂しいと感じない体験をした時に、

愛されてるって人間だけから感じるモノじゃなくて、自然の気配と自分の中から感じるモノなんだと感じたのです。

そう感じた時から、親への執着が無くなった気がしました。

頭ではアレコレ考えてしまうタイプなのですが、結局は五感の感覚に救われることが多いかもしれません。

皆さんは日頃、五感の刺激に疲弊する時もあれど救われる時はありますか?

もし、あったらぜひ教えてください^^












仕事後のお疲れビール代にさせて頂きますぅ🍺🥺