私の推し俳優のオススメ映画その3 ～『その夜の侍』
私の推し、堺雅人さんの映画を3本、挙げてくシリーズ最終回。
最後にご紹介する作品はたぶん意外な1本。「それ第1位に選ぶ？」みたいな感じ。
なぜなら堺さんがかっこよくないし、内容はちょっと胸糞だし、気だるくて憂鬱な空気が始終流れているから。
見ていて良い気分になれる映画ではないかもしれない。
1.その夜の侍
公開：2012年
ジャンル：ドラマ
あらすじ：小さな鉄工所を営む中村健一（堺雅人）は5年前のひき逃げ事件で最愛の妻を亡くして以来、深い喪失感と共に虚無的な日々を過ごしている。その頃、刑期を終え出所したばかりのひき逃げ犯・木島宏（山田孝之）の元には "復讐決行日" までをカウントダウンする匿名の脅迫状が届くようになる。二人の男と、取り巻く周囲の者たちそれぞれが抱える孤独、葛藤、願い。そして妻の5回目の命日の夜、二人は遂に対峙する。二人の魂がぶつかり合うなか、中村が木島へと向けた刃は意外なものだった。中村の想いとは…。
これはもう堺さんのオーラが完全に消えている。
半沢直樹のオーラが100だとしたら、中村は-100だ。いや-1000かな。
とにかくもう別人。
撮影中もスタッフが通行人と間違えて声を掛けてしまったくらいだったそうだ。
中村はかなり変質者っぽくてストーカーでメガネも汚れてて死んだように生きているキャラなのだけれど、夜の雨中の対決シーンはちょっと胸熱。かっこよくはない。でもなんかこう、無力極まりないところからの「生」の熱さが湧き上がるというか。
対する木島はかなり胸糞、クズ男キャラ。やりきれない。
そして賛否両論あるラストシーンは長回しだったそうだけど、もう圧巻。
私はこの演技で「あ～堺さんって本当にすごい役者さんなんだな～」と再認識して、数ある堺さん出演映画の中で一番インパクトが強くなった。
それくらいすごい。
何度見てもすごい。
あ、その代わり本当に意味不明な行動をしているので、誰もが共感はしないと思う（ここまで勧めておいてなんだけど）。
でも私は希望を感じる終わり方だと思っている。
あと貴重な、パンいちの堺さんが見られる（どうでもいい）。
ちなみに『クヒオ大佐』という映画では生尻が見られる（もっとどうでもいい）。
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こんな感じですね。どうでもいい小ネタばかりでたぶんファンの方でない限り共感は得られない見込み…。
『鍵メソ』とか『鎌倉ものがたり』とか、もっと一般的に受ける映画もたくさんあるのだけど…。
それは誰でも選びそうだし…。
堺さんの場合は「振り切った」役がやはり見ごたえあると思う。
半沢とか古美門（リーガルハイ）とか、あんな感じとまた違った方向の振り切り方（極端だけど）。
というわけで3本ご紹介しました。
これを機にさかいすと仲間が増えますように！(人´∀｀)．☆．。．:*･ﾟ
（こんな紹介の仕方では増えぬ…）
私は何周でも観ますよ！
なんなら円盤買ってますから！この配信で見放題のご時世で！
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