決められない人は決めたくない人
何かを決める時、
「どうしたらいいかわからない」
「どうしたらいいと思う?」
って言っていたり、聞いてきたりする人がいる。
決められない人って本当にたくさんいると思うんだけど、人は一日に35,000回選択する中で、そんなに決められないでいると、一日24時間じゃ足りないよね。笑
どうして決められないのか、何となく頭の中に浮かんできた考えを書いてみようと思う。
①判断基準がなくて迷ってしまって決められない
いろんな選択するときに、判断基準を持っていれば迷わずに、その判断基準に当てはめればいいだけだからすぐに決められる。
例えば、ランチに行ったとき、ランチメニューがたくさんある中で、判断基準として「一番高いものにする」と決めておけば即決まる。
一番高いものはいい食材を使っているからという理由でその判断基準を持つと時間の節約にもなるし、健康面でもいい影響があるかもしれない。(一概に高いものがいいわけではないと思うけど)
「一番高いものにする」と突き抜けた判断基準でなくても、「食べたいものの中で高いものにする」とか、「隣の人と同じメニューにする」とかそんな感じでもいいと思う。
ただ、判断基準がないと、毎回「これ高いけど食べたいけど、ランチにこんなにお金かけるのもったいないしな」とかで迷ってなかなか決められないんじゃないかな。
わたしもメニュー選びはめちゃくちゃ悩む方だけど、割と「質より量」で決める判断基準があるから選択肢は絞られている。笑
②自分で責任を負いたくないから決められない
実はこれが一番多い原因じゃないかと思う。
本人は無自覚かもしれないけど。
「決める」ということは「決断する」ということ。
「決断する」ということは「決めて絶つ」ということなので、AとBの選択肢があった時、Aと決めるとBを選ばないということになる。
もしかしたら、後々考えるとBの方がよかったかもしれない。
でも、決めてしまったのが自分だったら、自分の責任になる。
もしほかの人が決めたことだったらどうか?
その人の責任にすることができてしまう。
どんなに人の意見を聞いたとしても、最終的に行動に移す(発言も)のは自分本人なのだから、自分に責任があるのだけれど、「○○さんが言ったからそうした」と言って、責任逃れすることができるようになってしまう。
(それが日本の政治家にも多く見られる、、、泣)
だから、潜在的に(無自覚に)責任逃れをしたくて決められない、ひいては「決めたくない」ということになってしまっているのではないかと思う。
決めてやってみなければどうなるかわからないのに。
目の前に在るリンゴが甘いかどうかは、どんなに頭で想像したところで、かじってみないとわからない。
食べるということを決めてやってみるしかないのだ。
なのに、「成功したい」「失敗したくない」ということばかりが先行して、『決めて行動に移す』ということができない人がすごく多いと感じる。
失敗は成功の基だし、失敗なくして成長や成功はない。
それなのに、その過程があることを知らないのか無視ししているのか、そういう人がすごく多いと思う。
赤ちゃんだって、失敗せずに立てるようにはならない。
誰に教えてもらうわけでもなく、周りに立っている大人がいるから「自分にもできる」という根拠のない自信で挑戦し続けて立てるようになる。
それなのに、いつの間にか知識ばかりで頭で考えることが先行してしまって、挑戦しようとする人が少なくなっているんじゃないかな。
③自己肯定感が低く、決められない
②にもつながる話だけど、結局は、責任が持てないということは自己肯定感が低く、「自分じゃ決められない」と思っている人も多いように思う。
日本の教育にも繋がる部分だし、アジア人の特徴でもあるけど、小さな枠の中で評価されて、それを鵜吞みにしてしまい、それ以上にはなれないと思ってしまって自己肯定感が低くなってしまったり
人と比べることでしか自分を評価できなくなってしまって、「○○さんのようにはできないから、自分はだめだ」と感じてしまって、自己肯定感が低くなってしまう人が多いのではないか。
でも、人それぞれいいところはあるし、あなたがすごいと思っている人もすべてが完璧にできるなんてことはない。
自分自身が得意とすること、相手が得意とすることを認められれば、自分も相手も尊重することができて、自己卑下することなく、自己肯定感を高めることができるのでないかと思う。
「自分で決めていい」という許可を自分に出してあげるだけで、心が少し軽くなって決めれらることも多くなるんじゃないかな?
「決められない」と思っている人は、あてはまることがあるかも?と読んでくれている人もいるかもしれません。
気付きがあった!ちょっと決められるようになりそう!と思った人は、コメント、もしくは公式ラインからメッセージをいただけると嬉しいです。
今回もお読みいただき、ありがとうございました。
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