見出し画像

早期教育はムダ?幼児に勉強させても、小学校入学時は大差なし!


子どもにどんな早期教育をさせた方が良いのか、

迷うことはないでしょうか。


読み書きを幼稚園・保育所の頃から

子どもにさせたいけど、

金銭的に余裕が…とお困りでは無いでしょうか。


この記事を読んで、

早期教育は子供にとって意味がない事を

理解することが分かります。


さらに、

読書環境を整えることが、

子どもの成長につながる事が分かります。


早期教育は小学校に入学した時点でムダに?

ここでの「早期教育」は、

国語・算数・理科・社会・英語

といった教科の勉強を、

小学校入学前に塾や習い事に行き、

勉強をすることを指します。

実は、入学前の読み書きの力は小学校入学した時点で、

それまで学習してきた子とそうでない子では、

ほとんど差がないという研究結果が出ているそうです。

せっかく、

幼稚園の頃からお受験のためにお勉強させていたのに、

それが無駄になってしまっているというのは信じられませんよね。

さらに、

早期教育をしている子は、

そうでない子に比べて、

国語嫌いが多いようです。


早くに勉強すればするほど、

嫌いになるなんてもったいないと思いませんか?


幼稚園や保育所でも、

ほとんどのところで早期教育を行なっていません。


これは、「遊び中心の学び」が国で謳われていることも、

一要因だと考えられます。


そこで、

子どもの将来のためになる学びは

"絵本の読み合わせ"

ということだそうです。


絵本の世界に飛び込むと将来のためになる


そこで、私が紹介したい本は、

"幸せの絵本"という一冊です。

<幸せの絵本の写真>

この本は言わば、

絵本のための絵本で、

著者がオススメする絵本100選を見ることができます。

さらに、その本のレビューを、

子どもをもつお父さんお母さんがしてくれています。

読者が、子育て中のママなら、

大人の女性なら、

日頃子どもに関わっている人なら、

子育て中のパパなら、

幸せになりたいと思っているなら、

とそれぞれにメッセージも筆者から伝えてくれています。

「私たちは、絵本というモノが欲しいのではなく、
絵本を読むことによって得られる「幸せな時間」が欲しいのではないでしょうか。
この本は、まさにその「幸せ」に主眼を置いて書かれています。

すべての紹介作品について、カラーで、いちばん幸せなシーンを見開き画像で掲載しています。
そして、その絵本を通じて、どんな幸せな時間を過ごすことができるのか、 どんな発見があるのか、
実際に子供と幸せな時間を過ごした皆さんの 「生の声」がぎっしり詰まっています。 」(幸せの絵本 引用)

幸せの絵本を読んで、知を創造する

実際に、この本を読んだ4才の男の子をもつお母さんは、まず自分が子どもの頃に読んだものがあり、懐かしそうにしていました。

また、その懐かしいものを自分の子どもにも紹介していたり、子どもが絵本の表紙や挿絵を見て興味を持ったものを、図書館に行き、見に行ったりしていました。

私自身、そんなに絵本に対しての興味や関心はなく、自分が懐かしいと思う本を買い与えていればいいと思ってしまっていました。

しかし、この幸せの絵本を読み、ほとんど絵本のことを知らないと考えさせられました。色々な絵本を知ることができて良かったと思います。

また、自分が持つ子の興味や関心、知識が偏ることもなくなるのだろうなと考えることが出来ました。何に興味を持つか分からない為に、色々なことを知らせることが出来ると将来のためになるのだと考えます。

絵本の読み合わせで想像力を掻き立てる

ここでは、「読み聞かせ」を「読み合わせ」と表します。読み合わせというのは、読み手は子どもの反応や表情を見て、読み方や読むスピードを変えていくということを指し、子どもからもアクションがあるため、読み合わせと表します。

幸せの絵本を子どもと一緒に読み合わせる事で、お母さんは懐かしいものや新しいものを、子どもは新しいものを、一緒に発見していました。

お母さんお父さんも子どもも共に成長する事が出来ると親子という単位で成長することが出来るのではないでしょうか。

保育者も幸せの絵本を参考に園に置いているところも
この幸せの絵本を園において、どんな本を園児の為に置いておこうか考えているところもあるそうです。

送り迎えに来たお母さんに、どんな絵本を読み聞かせればいいのか質問された時、この一冊を活用して話をしていました。

まずは、お母さんお父さんがどんな絵本があって、どんな絵本を子どもに読んであげたいか、知ることも大切ではないでしょうか。

また、お母さん同士で、どんな本を読み合わせているか話をして、お互いの子どもの想像力を掻き立てられるようにするにはどんな絵本を読んであげると良いのか考えることが出来るといいですね。


読ませるだけじゃダメ⁉︎読んであげるのが大事

しかし、ここで注意しなければいけないのは、どの絵本においても、字が読めない段階や、自分で読み進める段階ではないお子さんに対しては、絵本を読んであげる事が大切だということです。

4.5才だからといって、もう1人で読むことができると思って絵本を置いておいたとしても、実はまだ意味を理解できず、意味がなくなってしまうことがあるそうなんです。

そこで、私が幸せの絵本の中に記載されている 100万回生きたねこという本を4才の女の子に読んであげた時にも、イマイチな反応を示した部分がありました。そこで、意味を教えてあげ、もう一度読んであげると、顔が晴れやかになりました。

こういったことは、どのご家庭でも考えられるのではないでしょうか。
じっくり子どもが絵本を読み、静かになっているのが良くて、お母さんは家事に専念できることは確かに楽ではありますよね。

しかし、絵本の絵だけを見て、その絵本の内容が理解できていなかったり、その絵本が伝えてくれていることが分かっていなかったりするともったいない気がしませんか?

参考書を買って満足してしまう受験生のように、いつか読もうと買っておくだけではいけないということが分かったでしょうか。

しかしながら、ほとんど本がない環境であっても良くないです。

そこで、どんな本を選ぼうかこの幸せの絵本を通して、子どもと一緒に考えられるといいですね。

保護者の読書環境が早期教育の代わりに

何度も言うように、この幸せの絵本は大人にも子どもにも読んでもらいたい一冊です。特に、お母さんお父さんがまず読んで、感化されてみることも面白いと思います。

筆者の はじめに のところを読んでみるとその理由が分かるのではないでしょうか。

筆者が紹介しているドロシー・ロー・ホルトさんの詩をみても自分の子どもには、世界中の愛情を感じられる子になってもらいたいです。

もしこれから先、自分の子どもに感受性の豊かで発見することが楽しく、活発な子に育って欲しいと思うのであれば、この幸せの絵本を通して、親子の会話の中で育むことが出来るのではないでしょうか。