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シルバーの旅立ち。。。

シルバー 鋭い眼光 ぶっちょずら 
しかし 
人に 寄り添う 優しい 雄猫

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シルバー 捨て猫。
まだ、生後 数か月の時、
姪のよく遊ぶ 公園のそばに いつも居た。

  
ある日、 
小さい女の子に 拾われそうになった。
なぜか、その子に拾われた猫は すぐに死んでしまう。。。


それに気づいた姪は 自分の家で
シルバーと名付け、飼い始めた。

シルバーは人慣れした、優しい猫だったが
なわばりを守る 意識が 強い猫だった。
なので、よく ケンカした。

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一年に一度は大きな怪我をした
シルバーは15歳の時、目を負傷した。


眼球が破裂した。
目玉をえぐり取らなければならないと
獣医から言われたが
彼は眼科が専門であった。


手術をすれば、もしかしたら大丈夫かもしれない、と言われ
手術を受けた。

手術は成功した。
猫の15歳といえば、人間にしてみれば後期高齢者。
退院してから、穏やかなを日々を過ごしていた。

秋の陽だまりの中でうとうとしている猫を見ながら
思った。
猫は 今を生きることの 達猫だと

ただ 今を 生きている

左目を 失いかけたが
自分の左目に 刃を向けた 猫のことなど
みじんも 考えていない

後悔もせず 反省もせず
ただ 今を 生きている

むしむし くらくら する 炎天下でも
すずしい顔をして 体を伸ばし 
風に 吹かれる。。。

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シルバーは 2014年 冬 また 喧嘩をして けがをした。
背中を噛まれて 大きな水膨れが 出来た。
それが シルバーの最後の怪我だった。

シルバーは 2015年3月 半ば 
突然 ごはんを食べなくなり、水ばかり飲んだ。
獣医に 肝臓が悪い。。。このままでは1週間と言われた。。。

あまりに突然で、、、その時は、輸液をし入院した。

しかし、毎日、輸液をし、長くて1年と 言われた。
姪にとっては、兄弟だ。。。
姉夫婦の離婚をきっかけに、私の家に住むようになって3年。

姪と姉夫婦の気持ちを聞いた。。。

判断は、まかせると、言われた。。。が、
毎日、輸液をする気力、体力、財力は、、正直なかった。
多額の治療費、不器用で怖がりの私は、輸液を一人では出来ない。

輸液を続けた猫は、最後は、自分で排せつも できなくなり、
管で繋がれ、スパゲッティ状態となり、苦痛で、鳴く。。。
それでも、養分を与えられ、延命処置される。。。

となりのケージに居た、はなちゃんという雌猫は 輸液をして 半年経つ。
毎月、入退院を繰り返し、食べ物は食べず、輸液だけ。
自分の体をなめることも、蚤を はらうこともしない。。。

輸液を勧める 獣医の腕時計の輝きが 目に痛かった。

輸液はしない、と決めた。
姪と二人で、シルバーから、片時も離れず、
傍にいることにした。

静かな、静かな、静かな、1週間だった。。。

うぐいすが 詩を 習いはじめ、
桜の花びらが 舞い、山吹の花が 咲き始めた
復活の日を待ちわびる 

聖なる 静なる 生なる 週。。。

シルバーは 静かに 天に旅立つ 支度をした。。。



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#猫 #今を生きる #詩 #寄り添う #聖週間 #聖土曜日




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