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福岡で外乗

良い季節になってきた。空港までの運転も雪の心配がなくなった(出発の朝にJアラート騒ぎはあったが)。熊本での外乗がとても楽しかったので、同じココペリさんが運営する福岡海ノ中道海浜公園で松林の中や浜辺を走るコースにぜひとも行ってみたくなり、高校からの友人と1ヶ月くらい前から計画し、福岡空港で待ち合わせて、ついに福岡外乗ツアーが実現した。

まずは天神

福岡は空港が町の中心、博多駅にとても近く(着陸するとき昔の香港の空港みたいだなと思った)、アクセスが良いので、レンタカーを借りずとも、電車で外乗に行かれる。東京や大阪からなら日帰りでOK。ただし、今回は友人も私も仕事があるので、木曜の夕方に待ち合わせ、まずは天神で美味しいものを食べるところから旅が始まった。福岡は海は近いし、美味しいものがたくさんある。すっかり日常が戻った繁華街、天神へと繰り出した。8時スタートの食事であったにもかかわらず、お店に入った時も会計して出るときも満席。にぎやかで楽しい雰囲気だった。

海の中道

あくる日、まずは目的の海の中道での外乗。心配していた天気はなんとかもって、最後の最後にぱらっときたけど、濡れることなく、満喫。特にここの砂浜を駈歩するのを楽しみにきたので、引き潮かつ穏やかな海で波打ち際を思いっきり走れてとても気持ちがよかった。この公園の砂浜は人は立入禁止なので、馬に乗っている私たちだけしかいない。3㎞くらいあるだろうか、プライベートビーチ状態で、走っているときも爽快だったし、振り返ると馬の足跡だけがクリーム色の砂浜にきれいにレールのように線を描き、美しい光景で感動してしまった。周りの景色も素晴らしい。

後ろの松林で駈歩をした
空港が近いので飛行機が頻繁に上空を通過

「海の中道」という地名の通り、本当に海の中を走る道があって、志賀島(しかのしま)という島と、橋ではなく、道路でつながっている。それが遠くに見えた。あとでネットで検索してみたが、フロリダのキーウェストを彷彿させるような道だ(キーウェストへは橋でつながっているが)。車でこの道をドライブして志賀島で獲れたての海の幸を食べるというのが人気のドライブコースになっているそうだ。今回は電車での移動だったので、行かれなかったが、いつかいってみたいなぁ。

これが海の中道

博多駅

大満足で宿泊先の博多駅近辺に戻れば、それはもう大都会だ。浦河から行くと、見る物すべてがキラキラしていて、たくさんの人が行き交い、外国人観光客がいっぱいいて、同じ日本とは思えない。お土産だけでなく、福岡在住の人を虜にするような色んな種類のもの(←すみません、食いしん坊なので、スイーツとか主に食べ物のこと言ってます)が売っていて、あれもこれも欲しくなってしまう。昔と違って、試食とかはないけれど、箱入りだけでなく、1つから買えるのがうれしい。喫茶店もいっぱいあるから、ひょいっとお店に入ってお茶もできちゃうし(浦河ではこれは望めないことなんです)、福岡って素敵!

そしてお食事ももつ鍋や水炊き、ラーメンと有名なものがたくさんあるし、新鮮な魚もこれまたおいしい。2日目の夜は友人がおいしいお店を予約してくれ、新鮮で透き通ったいかのお刺身やゴマサバなどに舌鼓。馬の話をずっとして、話はつきず、二軒目にハシゴしたほど。気の合う友達とおしゃべりしながら食事をするのは本当に楽しい、幸せな時間だ。

大島

次の日はカナディアンキャンプ九州の大島牧場での外乗。

カナディアンキャンプのクラブハウスは新しくてとてもきれいだった。馬が60頭もいる大きな施設で外乗もレッスンもできるし、馬の預託もしている

沖ノ島世界遺産群の1つである大島は、晴れて運が良ければ、島自体が御神体という沖ノ島が見え、玄界灘の青い海が美しい外乗コースだ。が、天気は予約ができない。前日から結構雨が降り、止むようでなかなか止まず、晴れとはいかなかった。

基本、常歩だけのコースだが、アップダウンが多く、乗れるかどうかわからないと言われながらも、まずはフェリーに乗って、大島へと向かう。

港からバスに乗って到着した牧場はまるで雲の中のようだった。

よく来たな、と言われたような気がする(←たぶん言ってない)。近づいてきてくれた。
こんな天気なのになんで来たの? と不思議そう

大島の土は滑るそうで、あまり滑るようなら引き返す、人馬転したら人も馬も引き上げられないんで、と言われ、緊張感をもって出発。途中、「左は崖なので右に寄って」とか「滑りまーす」とかガイドの声に耳をそばだてながら、スリル満点のライドだった。

上のInstagramと同じ場所とは思えない。。

美しい景色は見られなかったけど、スリルを味わい、大満足。コースを短縮して短めだったため、フェリー出発まで時間がある。そこで港の近くにある、宗像大社中津宮へお参りに行った。七夕の発祥ともいわれているところらしい(歴史や地理など、社会の勉強をあまりしてこなかったので、知識が全くない)。由緒正しい感じが、最初の鳥居からも感じられる。

勾配のきつい階段を上って参拝する
階段から見上げたところ
帰り際、ちょうど乗るフェリーが港に入るのが見えた

大島は夕日がとてもきれいだそうで、一度泊りがけで来るといいよ、とガイドの方から教わった。フェリー乗り場で、これまたガイドの方から教わった塩を購入。昔ながらの方法で作っているそうだ。

この後、友人は帰路につき、私はと言えば、福岡-新千歳の最終便が14:30でとても間に合わないので、もう1泊して、翌日の朝便(といってもそんなに早くに飛ぶ飛行機はなかった)に乗り、南から北へ日本を縦断(気温差がすごかった)。飛行機と同じくらいの時間をかけて、新千歳から運転して浦河へ戻った。外乗も楽しかったし、食べ物も美味しくて、お土産買うのもわくわくで、充実感が半端ない外乗ツアーでした。

出発の朝の博多駅。夜、明かりがともると、それはそれは美しい光景となる建物。新幹線も通っているし、やっぱり人が集まるところって交通の便が良いのだなと改めて思った

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