着替えると気持ちいい

介護職員初任者研修9回目。今日の授業は、「整容」について。いきなり「整容」が分からない。聞いたことがありません。介護の世界では、一般的に使うみたいです。

整容・・・服装を整えたり、爪、髪などの手入れを行うこと

整容は身体の清潔を保つだけでなく、社会参加を通して他者との関係を維持するための重要な動作です。他者に見られる、または見せるために自己を整えることは、心理的・精神的な自立に結び付き、社会の中で自立した個人として他者との関係を維持することにつながります。

ホワイトボードには、介護の3原則(尊厳の保持・自立支援・安全安楽)が、ドーンと書かれていました。

講師の先生は、毎回、違う先生です。今日の先生は、親の介護のためにヘルパーの資格を取り、介護にはまってしまって、勤めていた銀行を辞めて、介護の道を選んだそうです。収入がガクンと減ってしまったのでは?なんて余計なお世話ですよね。

今日のポイントは①患側保持②脱健着患③自立支援

ここからは実技です。椅子を円形に並べて、前あきパジャマの着脱をします。左麻痺だとして、着て、脱いで。私のパジャマは失敗でした。ボタンが小さくて、ボタンの数も多くて時間がかかりました。他の方でも、布が伸びないタイプは着脱しにくかったりしました。

ボタンホールにも違いがありました。ボタンホールは縦と横なら、どっちがやりやすい?答えは、横です。ワイシャツやポロシャツの1番上は、横になっているものが多いそうです。実際に片手でボタンを留めてみると、やりにくいです。

もし、親に着替えを用意する時には、色やデザインはもちろんですが、ボタンの大きさ、ボタンホール、伸縮性があるのかどうかを見て、着脱しやすい衣服を用意しようと思いました。

2人1組になって、椅子に座っている左麻痺の利用者のパジャマ上下の着脱。右手と右足は麻痺などないから、やってあげてはいけない。自立支援が原則だから、やってあげた方が早いけれど、利用者の出来ることを奪ってはいけないのです。

私は、入院病棟に勤務しています。自立支援が出来ていない場面が多くあります。でも、入院の目的は、病気の治療なので、患者の出来ることをゆっくり待っていられない、自立支援ができないことは致し方ないのかなぁ。

側臥位、仰臥位になってください。健側、患側の足をあげてくさい。私たちは、習ったばかりの言葉を使いたがりました。一緒に学んだ仲間だから通じるけれど、普通の方は理解出来ません。その他にも、利用者に対して、私たちはプロとして接するのだから、言葉遣いに気を付けるように注意されました。

寝たままでのパジャマの着脱。右麻痺の場合。挨拶して、利用者に同意を得て、新しいパジャマを利用者の患側に並べて、、、。これを介護職員役と利用者役とどちらもやってみると、テンパってしまって、変な汗をかきました。

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