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かつてアイドルだった人

テレビは、いまや、Tverでしか見ないのだが、久しぶりに、モーニング娘。の藤本美貴がバラエティに出ていたので、何となく見てた。 この人に、正直なんの魅力も感じていなかったが、子どもの母となった彼女は、肝っ玉母さんという感じで、アイドルの面影は少しはあるものの、お母さんというキャラを今は満喫してるように見せる力はすごいと思った。 アイドルになりたい(売れたい)という強い気持ちを若くから持ち、プロ意識高く、グループ内で仲良くするということはなく、歌やダンスに励んできて、結婚し

    • 子どもの光り

      子どもって、時々、金色に見える。存在そのものだったりが、そう、見えさせるのかもしれない。 久しぶりに「永い言い訳」本木雅弘主演を観たら、そんなことを思った。 後半で、本木演じる幸夫くんが、ずっと支援してきた父子の父にパートナーが出来る不安や、寂しさから、幼い子どもに当たってしまうシーンがある。その言葉は、子どもが出来なかった(作らなかった)まま、突然に妻を亡くした後、言葉にならなかった感情の一部(理不尽さ、怒り、哀しみ)を吐き出してしまったようにも思う。 そして、突然に

      • 誰かのためのごはん(The food for somebody)

        休暇を利用して、1週間、ホームステイ&フードボランティアにアメリカ🇺🇸に行ってきた。 大学生向けプログラムだけど、エージェントに問い合わせて、私の年齢(40代)でも大丈夫とのことで参加。 カリフォルニア州の郊外で、ステイさせてもらいながら、バス🚍で、フード提供施設(スープキッチン)へ行って、無料のお弁当を作るボランティア。 参加者は、肢体不自由者(リーダーだったりする)、軽犯罪を犯した人(更生施設でもある)、現地に住む高校生&主婦等。 9時開始で、果物&野菜のカッティ

        • 医療保護入院と少年

          精神科に入院経験のある私は、このニュースは画期的。 東洋経済の、風間直樹氏もかねてより、日本の医療保護入院の闇を特集した記事や書籍を書いているが、なかなか日本国内では問題にならなかった、精神科の闇を18才の少年が、自分の言葉で、提訴してくれたことに純粋に驚きました。 彼は、Abema TVにも出演していて、拝見しましたが、弁護士が話すより、余程、説得力のある言葉で、日本の児相と精神科病院の繋がりを時系列に論理的に説明していました。 あの映像だけ見ても、彼が精神科に入る患

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          スラムダンク映画で泣く

          年末に、映画館で、スラムダンクを見てきました。 映画自体は、ストーリーが2本、縦軸に入っていて、この構成が面白かったです。 キャスト複数のオムニバスは、よく見たことあるけど(ラブアクチュアリーとか)、縦軸に2つのストーリーがメインは、初めて見たかもしれなかったです。 (しかも、バスケの試合【動】と、家族[宮城リョータ]のストーリー【静】のmixが絶妙。そして、ポイントに、試合中プレイヤーの回想が入るという、脚本どうなってるの!という感じでした) 多分、バスケの試合だけの

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          ゼクシィに書いてないけど、大切なこと(単独親権国家に住んでいる私たち)

          結婚する時、10人いたら5人は何となく買ってそうなゼクシィ。 または、買ってなくても名前だけは、知っている人が多いイメージ。 私も、もれなく買いましたが、買いてあるのは、両親への挨拶方法、服装、手土産のイロハ→結婚式会場決め→指輪💍の選定→新婚旅行先等。 今、思うとどうでも良い知識のオンパレード。 上記は、割と本当にどうでもよくて、大切なのは 姓を変えることの意味 入籍とは? 単独親権、共同親権知ってる?→日本は、世界でもまれにみる単独親権国家だよ 相手(相手家

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          レターパックでお年玉

          小さい頃、毎年夏休みに遊ばせてもらっていた、限界集落に住む、おばさんから年末に手紙と小包が届いた。 小包の中身は、既に亡くなっている母が、生前におばさんのために編んだセーターやケープだった。どれもとても綺麗で、手紙によると、農家のおばさんはもらったけど、もったいなくて1回も使わず、タンスにしまっていたそうだ。 それを送ってくれた。 というのも、おばさんは、95才、一人暮らしで、シニア用の手押し車がないと歩けない状態だから、老い支度をしていて、2023年は施設に入ることを

          レターパックでお年玉

          家制度

          上記を踏まえても分かるように、日本社会はまだまだこういった意識が高い。 このことを意識したのは、日常生活で特に主婦の方と話すかつ、彼女等の夫が、社会的地位の高い職業についている場合、彼女等はごく当たり前のように「主人」と呼ぶ。 そこに、私は、圧倒的な違和感と、居心地の悪さを感じる。 彼女等と話をすると、二言目には「主人に確認する」、「主人がこう言ってるから、こうした」と、述べる。 彼女等にとって、結婚相手は、パートナーではなくて、主君のようだ。実際、よくよく話しを聞く

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          Vs Germany

          #新しい景色を2022 ドイツ戦、まさかの!勝利。 本当にびっくりすると共に、感動して泣いてしまった。試合は前半最後から見て、ドイツ2点目がオフサイドでほっとして、後半、堂安選手が決めて、鳥肌が立ち、浅野選手のスーパープレイで、手が震えた。 そして、長い長いロスタイム。ドイツは最後はキーパーまで、出て来ての本気で、早く時間終わってと、願い、遠藤選手がラストクリアして、ほどなくゲームセット。携帯の、小さな画面で見てたのに泣いてしまった。 サッカーは、本当に、90分プラスロ

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          家事のこと

          みんな、何歳くらいから、どのくらいの割合で家事してるのかな? 私が、小学生時代は、母親が、癌になって(多分ステージ4)とか、見つかった時は、手遅れで、当時は放射線療法もなかったから、2年生くらいから、病院に通いながら、寝たきりになってしまった。 ごはんは、おばさんが作ってくれて、食器洗いや、掃除、洗濯干しに、学校行く前には、玄関履きや新聞取りもしてた。 それが当たり前だと思ってて、高学年になってて、母が亡くなった後もそんな感じだった。 中学に入ったら、部活でお弁当が必

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          日常

          日常

          NANA

          この漫画読見始めたのは、20年も前の話。 読み始めから、その世界観が新しくて、夢中になって読んだ。漫画なのに、音が聴こえる感覚は、初めてのもので、その世界観に没入したくて、繰り返し読んだ。 でも、20年後にまだ完結しないとは思っていなかった。 今年、矢沢あい展が全国で開催されている。会場は行ける距離で、時間もあったが、私はなぜか行かないことを選択した。 それは、当時の感覚を今は、あまり思い出したくは、なかったからだ。漫画を読んでた頃、私の近くにいた人が、今はいないからだ

          哀しみの戦士

           彼は、ふつうに戦いたかった。彼のふつうは、進学校で養われたものだった。彼のまわりの人々はたいてい(90%)は両親がいて、週末は外食へ行き、長期休みは家族旅行に行く。それが、彼の知っているふつうの価値観だった。  でも、彼の家は、その友人たちとは異なっていた。家族の中の唯一の大人である母は、休みの度に、よくわからない宗教に通い、お祈りをしていた。彼は、ふつうの友人と週末に遊ぶお小遣いもなかったし、たいていの友人が通う塾の費用もなかった。もちろん、当時はインターネットも充分に普

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