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ママが会いたい人に会うし、ママが行きたいところに行くよ

生後半年、我が子とのお出かけ

我が子が生後半年を過ぎたので、そろそろ外に遊びに行くか〜と、重い腰を上げる。
まだ予防接種打ってないしな〜。
まだ寒いしな〜。
インフルエンザ流行る季節だしな〜。
と自分に言い聞かせ、買い物くらいでしか外出しなかった。
買い物に行けば誰かしら声を掛けてくれる。「かわいいねぇ」と。知らない人とひとことふたこと交わすだけでも、私は少し安らぐ。きっとその姿を我が子も見ているし、褒められたことは分かっているし、無意味では無いと思う。
でも一日の大半を赤ちゃんと二人きりで過ごすと、一日が長い。夕方には「はぁ、寝かしつけまであと一時間もあるのかぁ…」と感じてしまうこともしばしば。
やはり、人と会って、しっかり会話をしたい。
意を決して、赤ちゃんの遊び場に行ってみることにした。

家庭支援センターへ行き、怖気づく

まず予約したのは、地域の家庭支援センターの利用説明会。そこには赤ちゃん〜3歳くらいまでの子供が自由に過ごせるスペースがあり、子供の一時預かりもしてくれる。
利用説明会に行かなくても利用はできるけど、友達ができるきっかけになるかなぁ〜と思ったので参加した。
その日の参加者は運良く私達ともう一組だけで、すぐに打ち解けて話をすることができた。

説明をひととおり聞いたあとは、キッズスペースで自由に過ごしましょう、と言われた。スペースは結構広いので、まぁまぁたくさんの利用者がいた。その中には、スタッフさんと親しげに話している常連さんらしき人もちらほら。
説明会に参加した私達とスタッフさんを介して常連さんとも少し話した。
「〇〇にもいい遊び場があるよ」とか「●●に住んでるなら、〇〇がおすすめ」とか教えてくれた。その人自身が参加してるので、口コミとして聞くことができるのは良かった。しかし…
「うん…正直このお母さんは友達になりたいってタイプでは無いな…」
と思った。そして、その人が入り浸ってるなら、この施設来るのちょっと遠慮しようかな、とまで思ってしまった。
せっかく登録に来たのに…今後来ないんじゃ我が子の交流の機会を奪っているよなぁ…とよぎる。別に気にしないで、楽しく遊んでいれば良いのに。気にし過ぎな自分がちょっと嫌になる。

本当に「我が子のため」??

でもよく考えてみると、我が子が来たいって言って来たわけではないし、ここしか子供を遊ばせる施設がないわけじゃない。お友達に会いたいという気持ちをダメと制限しているわけでもない。
じゃあ、ここに来なければならない理由は?私が無理する必要は何一つないのだった。

「子供と同じくらいの月齢の友達がいたほうがいいかな」
「同性の友達がいたほうがいいかな」
「保育園に入る時期が同じ子がいたほうがいいかな」
「幼稚園派の友達がいたほうがいいかな」
とかいろいろ考えてしまうんだけど、そんなもんは私の勝手な想像なだけで、我が子はきっと、必要なときが来たら自分で友達を作れる。
その日までは、私が会いたい人に会って、私が行きたいところに行けばいい。そうやって、親の心を安定させておくことのほうが、よっぽど大切なのではないか。子供のためにって無理するより、私の好きな図書館で一緒に絵本を読んだり、私の食べたいものを食べるためにショッピングモールに一緒に行ったり、私が行ってみたいと思った赤ちゃんの遊び場に連れて行けばいい。すごくシンプルな解に行き着く。

我が子が赤ちゃんでいてくれるのも、あと少し。モヤモヤしている時間はない。楽しまないとね。

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