みんな大好きスペツナズナイフ。

軍用ナイフとしては中二男子人気ナンバーワン

離れた間合いからの刀身射出とかお前マジシャンみたいだなぁ！
ロマン要素溢れすぎてて数々の漫画やゲームで登場した憧れ武器…なんだけどサー、コレ実在していたかどうかは大変に怪しいとか言われててウッソだろお前って幻滅しています。
なんとソビエト崩壊後に公開された資料には一切記載されておらず、しかも「製造工場である」とされていた"Остблок"なる企業体はそもそも実在していなかったということが確定…まあ抜いて構えて射出するより抜きざまに投げた方が早いから多少はね？「無音で離れた時をｻｸｰってやるんちゃうん？」って言うやつかと思いきや、この構造だとバネの作動音メタクソしそうで、まあないなと。いろいろ考えたらないなとわかる、実在性に疑い持たれるのは残念ながら当然。
ということをTwitterで書いたら「今の今まで信じてたのに！」という人が意外といた。まあいい大人になってこんな事調べてる数奇者ばっかりじゃないのでこれまた当然なんですが、スペツナズナイフはどうやら空想上の産物だったという線が濃厚ですよ皆さん！

漫画『パイナップルアーミー』で知ったという声多し

実際には存在していないものが、まことしやかにその存在が噂されるようになったきっかけは大変に気になるところ。誰も本物を見たことが無いのに漫画やゲームで決まって同じような形状のナイフが「スペツナズナイフ」として描かれて信じ込まされていくのはとても楽しい。

空想上の産物を空想に忠実に商品化！

ソビエトロシアの、それも特殊部隊とかいうおっかねえ人たちが使う人殺しのために一切の妥協をしない道具という前のめり気味な恐怖心が生み出したのかな～と思っております。
ただまあ、ロシア人は実際にAPS水中銃とか作っちゃううえに、実際に装備しているスペツナズの姿をマルタ会談とかそういうマスコミが集まる場面でチラ見せしてくるから、「あいつらならやりかねねぇ」とむやみにヘンテコでおっかねえ武器を妄想してしまうってのはある！もっとやれ！！

ゲームでは非常に評価の低いAPS(Avtomat Podvodnyy Spetsialnyy) 
でも俺、こういうわけの分かんない物を作ってくるロシア人が好きだ
(しかもなんでか禍々しい形でデザインしてくる）