グルメ豆本編集長の平（たいら）義彦です。焼き餃子をものすごく食べたくなるときがあります。家で焼くのではなく、お店で食べたい。

手のひらサイズの豆本をこれまで計6冊作りましたが、いつかは「餃子豆本」を作りたいと思っています。書店で売れなくてもよいので、私の生きた証としてぜひ発刊したいとの熱い思いです。

さて、福岡県立若松商高生と一緒に取材、制作した「北九州市 若松グルメ豆本」（2023年9月発刊・書店発売）の編集部オススメページで紹介した『若松鉄なべ』をnoteでご紹介します。

かつて筑豊炭田の石炭の積み出しで大いに賑わった北九州市若松区にある名店です。JR若松駅にほど近い距離です。

ここは美味かったです。クチコミで美味いと聞いていましたが、その美味さに驚きました。
カウンター席のみなのもいいですね。常連さんとお店の人との掛け合いも聞いていて心地よい。

店構えもよい雰囲気ですよね。北九州若松は往時に比べ、今はだいぶ寂れたかもしれませんが、このお店にはどんどんお客様が来ます。

猫舌知らずの私。とにかく熱い料理を熱いうちに食べたい派なのです。早食いは男三兄弟で育ったことに影響しているかもしれません。

なので「鉄なべ」という言葉の響きだけで、かなりの加点です。皿に移す作業を省き、鉄なべごと目の前に出てくるので、本当に熱々なんです。

「若松鉄なべ」の特徴を挙げると、
①焼き餃子は細長い形
②あん（具）を皮で包む作業が目の前で
③スープ餃子、水餃子も美味い
④専門店なのに餃子以外のメニューも充実
⑤お客様（常連）はさっと食べて帰る。特に待っているお客さんがいるとき、長居はしない