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新聞記者を目指す大学生


自分の来た道を若者が目指すとき、どんな助言ができるのか。適切に、早めに現実を知った方がよいと思うと、さらに、答えに窮する。

新聞記者を志す若者に出会った。

「奇特な方だ」

どんな仕事も、大変なのだ。

相手を探る洞察力が必要だし、相手を納得させる交渉力も必要になる。もちろん、経験も大切だが、生まれながらのセンスや笑顔もいるから、さらに、やっかいにも感じる。

新聞記者には、特ダネを書ける人、連載企画がおもしろい人、まちねたを掘り起こす人、スポーツを追う人、文芸ネタが得意な人など、まあいろいろいる。好き嫌いも、気性や言葉じりも激しい。

「新聞社は動物園」とはうまい言い回しだと思う。

最近、二十代のとき、取材に打ち込んだ仲間と連絡を取る機会が増えた。

50歳も半ばに差し掛かり、あのときの顔が思い浮かぶのかもしれない。「どうしてるのかな」と。

あの彼なら、自分が来た道を目指す後進に対して、一体どんな助言をするか。

聞いてみたい気がします。

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