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五島美術館 春の優品展 王朝文化へのあこがれ

みなさんこんにちは!今回は2024年4月21日に上野毛にある五島美術館に行ってきたのでその内容を記そうと思います。

五島美術館とは

五島美術館は、昭和35年(1960)4月18日に私立(財団法人)の美術館として、東京都世田谷区上野毛(かみのげ)に開館しました。美術館設立の構想は、東急グループの礎を築いた五島慶太(ごとうけいた 1882-1959)によるものです。

沿革 | 公益財団法人 五島美術館 (gotoh-museum.or.jp)

えっ!?私立美術館ですって!?国宝級・・・っていうか国宝そのものや重要文化財があるんですが、これ個人がお持ちだったのですね。。。何たる財力!そして美術館としてたった1100円の入館料で本物を拝めるありがたさよ!世の中にはすごい方がいるのですね。。。

なんで行ったの?

日曜日の午前中は書道のお稽古に通っているのですが、今日のお稽古で私が練習している古今和歌集第一種の本物(最初の三首)がここで観られると伺ったので、よっしゃ!行くか!となりました。家から遠いのはわかっていたので、こういう時は勢いを大切にしたいなと思い、迷う前に決断しました。

今回の展示

一般的に購入できるレプリカや書籍など

ちなみに調べたら今なら5万円で二玄社からレプリカを購入できるそうです!お得なのかそうでないのかよくわからない値段。実際こんな感じで軸になって展示されてました。どんな紙にかかれているのかしら。

私が持ってるのはこちら↓。こちらの本、二玄社さんがもう刷らなくなってしまったそうであるだけだそうです。メルカリでは値がつりあがっております。初心者向けには第三種がいいいとのこと、Amazonが入荷したようで本日定価でポチリました。かなの古筆を学ぶにはもってこい!とのことでしたので、かな初心者として真摯に取り組みたいと思います!

余談ですが、楷書のお手本はこちら!「九成宮醴泉銘」本当に美しい字でいつまででも見ていられます。特に払いがかっこいいです!「之」の字なんて最高です!(マニアックすぎてすみません。。。)この本をお手本にいつも練習しています。

美術館

上野毛駅に到着して閑静な住宅街(お屋敷街)を少し歩くと見えてきた美術館。入って入館料をSuicaで支払い、両サイドの展示室を見て回りました。
展示してある数は予想していたより多くはなかったのですが、墨の濃淡や線質などをじっくり見たかったので、ちょうどいい感じでした。今回の目玉は何といっても今大河ドラマ「光る君」でも話題の国宝「源氏物語絵巻」。今回展示してあったものは芸大の日本画科の方々が7年かけて複製されたもの。本物は保存上の配慮から4/27~5/6の1週間程度の展示となるそうです。そのほか何種類かの写本や尾形光琳先生の業平東下り図や関戸本古今集切などを見ることができました。

高野切第一種

一番のお目当ての高野切第一種の冒頭三首については目に焼き付けるべく時間と体力が許す限り何度も見ました。上に載せた二玄社の本はカラー写真なのですが紙のところどこに白い点々があって紙が擦れてしまったのかなと思っていました。しかし実物をみるとなんてことでしょう!キラキラに輝く細かなラメ(雲母砂子です。ラメっていうな。)が紙一面に!しかも光が当たっているところだけがキラキラに輝くのです!本物はこうなっていたのか!しかもめちゃくちゃ綺麗!!自分が上下に動くことで照明の角度が変わりキラキラするポイントが変わるのです(紙を動かせないから自分が動くスタイル)。はた目からしたらだいぶ怪しい動きした人だったと思うのですが、人の目など気にしていられません。だってこの先ずっと見られる保証なんてないんですよ!この目に焼き付けねば!と思うほど本当に素晴らしい作品でした。墨の濃淡、かすれ、字の形、ちらし具合といい本当に実物を見られてよかったです。眼福!本当に来てよかったと思いました。

庭園散策

「お庭もどうぞ~」と案内している方が。どうやら散策ができるようです。15分くらいで一周回れるとのことで地図をもらって出発しました。

庭っていうか山という感じ。途中ウグイスの鳴き声が聞こえ、ツツジなど綺麗だなぁとのんびりと歩いていたのですが、階段や坂など高低差がすごい!そして木が大きい!さらに古墳まであるのです。あまり人がいない薄暗い森の中をさまよっているうちに最終的に息を切らしながらスタート地点に戻ってきました(遭難しなくてホッとしました)。

ハナイカダ
ヒメシャリンバイ
シャガ
赤門 誰もいなくてひたすら不安
お庭マップ♪♪

さいごに

わざわざ足を運んで訪れてよかったです♪書道博物館というものもあるみたいなので、今度はそちらも調べて行ってみたいと思います!

最後まで読んでいただきありがとうございました🙌✨

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