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目標設定の位置

和菓子屋で10年修行して、お店を開いて6周年になりました。

7年目に突入してしまったわけですが、そもそも目標の設定の位置を間違えてしまったかもしれないという話です。

ゴールはどこだ?

和菓子屋やろうと思ったのもたまたまテレビで見てこれだ!!とピンときただけだったり、よし和菓子といえば京都だな?と思って行くと女の子は無理だよって門前払いくらうし…↓

スタートがこういう感じだったのでとにかく「たどり着く」ことが目標だった。

それさえも無理なのではないかと思わせるような感じでしたから。

で10年も修行してお店オープンさせて今までお世話になった修行先に手紙やら会いに行ったりやらしたんですけど

「よくたどり着いたねおめでとう!!」とか

「意外に呆気なくできたとか思ってそうだけどなかなかそこまで辿りつけることできないからね?簡単にできないことやったんだからね?」

もうゴールしました、完。って感じになっちゃって…

いや、ゴールしたんだけど…これから始めるのになあと思いながら。

確かに10年苦労したわりにオープンは呆気なかったですけど…

創業は血を吐くような苦労をする

独立する前に和菓子屋の経営者の方とお話しさせてもらえる機会がありまして。

「創業は血を吐くような苦労するなんて言われてるけど、大丈夫できるよ!」

前置き怖すぎるな…と思ったんですけど今も最前線で走ってる方だったので、そういう方に大丈夫、意外にできちゃうもんだから!ははは!って軽く言われたのでそっか、そういうもんかと…ほんとにそんな感じでやってしまったなと今になって思うのですが。

大体経営者の方はそう言ってくれます。できるよーって。

でも大事なのそこじゃない!と後で気づいたんですけど…

ちなみに6〜7年前の話になるので今は簡単にネット販売したりレンタルキッチン借りたり方法は色々ありますから!!そんなに重い話ではない…

どちらで生きるのか

その方のお店に「菓子に生きる、菓子で生きるどちらも叶う会社にしよう」て理念なのかな?書いてあって…

菓子に生きるはお菓子を極めること

菓子で生きるは手段として使うこと

という意味なのかな?

極めようと思うと生活できないかもしれない。手段にすると極められないかもしれない。そのどちらも叶う会社にしようってことなのかな。聞けばよかったな。

職人として技術を磨きつつ、それで生活できるような場所にしようということかなと解釈しました。

これ今になってすごい言葉だなって気づいたんですけど…

生活するためには売らないといけないので技術ばっかりに目を向けられないんですよね。お客さんは技術を求めているわけではないので。

毎日売るものを作らなければいけないし。そこはそんなに技術は必要なく、むしろどういう風に売るかとか宣伝するかとかそっちの方が大事で…

技術的な練習をしたのっていつだっけ…ってくらい今は菓子で生きている私です。

目標設定の位置

あの理念くらいもっと遠くに目標を設定するべきでした。

私は意外に簡単なところに設定したので、あれ?できたゃったぞ?次どうすんだ?みたいな状態になってます。

やるって意外にハードル低い…今なんて簡単にできる環境とかあるやん…って思って。

7年目にして目標を再設定しないとと思って。

したいと思ってたことが叶って6年経ったけど、なんか違うな…と、あの理念のようなたどり着けそうで着けなさそうなそれでいて目指せるようなそんな目標にしないと…

お菓子でみんなを幸せにしたいだとか地域貢献したいみたいなのも大事だし、いいことなんだけど、自分はどちらかといえばそこに向かって走れるような目標がいいなあと。

2〜3年目で書いた妄想ノート

これ2〜3年目で次のこと妄想して書いたやつです。

これ見ると7年目で次のビジネスを作ると書いてある…今それな!

これはビジネスの流れみたいなやつをまめはるとして当てはめて書いたもので、7年目あたりで成長が止まるので新たに何かしないとゆっくり衰退に向かうという図です。

1〜3年目で認識される
4〜6年目で成長する
7〜9年目は落ち着く
10年目以降はゆっくり下降する

というようなことが書いてあります。何もしないとですけど。

成長してない気がするが(笑)7年目がターニングポイントなのは同意です。

写真はどこかのお店のやつでこんなんがいいなあって妄想に使ったやつです。

厨房の中も配置まで妄想!

全く存在しない店の間取りみたいなのまで決めてる私…ヒマやったんか…しかもいろんなバージョン書いてあるし!!

こういうのは決めといてもなぜそれをやるのか?なぜやりたいのか?がありません。

なぜ?がない。

なぜがあってだからこうするなのに、もうこうする!ってだけで走るので今一度自分に

なぜやりたいのか

どこにいきたいのか

どうなっていたいのか

なぜ?と問い、また新たに7年目を走り出せたらなあと思っています。

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