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お菓子屋さんの長時間労働を考える

修行なのかサラリーマンなのか

ニュースなどでお菓子屋さんの残業未払い問題とか長時間労働問題を見て、これ乗り越えた自分が見て思うはそんな意識なかったな…ということです。

職人になりたいって人は乗り越えちゃう。もうずっと働いても平気みたいな鬼のような体力と気力があるんですよね、私も含め。

お菓子に興味あって働いてみたくらいの感じだと弱くて、「世界一の職人におれはなる!!」くらいの人だと平気なんですよ。ただひたすら技術習得のために働くだけ。働いてる意識すらないかも。

鬼のような体力と気力持ってるから他の人はそんなテンションで働いてないのに、なんでやれないの!?とか思うんですよ。反省。

みんな職人になりたいからいるわけではないということが理解できなかった。

確かに修行の身なんだからと給料低くても仕方ないなと思ってたりしてました。

大きい店だとお店の材料で練習させてもらえるんですよ。
仕事終わってからやるんです。強制でなく自主的に。
練習に使う材料はなんの利益にもならないのに当たり前のようにさせてもらってた。

何か講習があるとお店から参加させてもらえてた。
ただコキ使われてるというわけではないんです。

私は独立するつもりでいたし、経営者には「わたしお店やるんで!」って必ず伝えていたのでここのお店にとっての戦力にはならないけど勉強させてほしい、それでもいいなら雇ってほしいとお願いしてました。

こんな風に伝えていたので3件違うタイプのお店で修行して、辞める時にこの3件共に同じことを確認されました

「全部覚えたか?」

慣れて戦力にこれからなるって時に離れていく私にちゃんと習得できたかどうか勉強になったかどうか真っ先に私の心配してくれました。

お店やる側になって人雇うってどれだけ大変なことか、重みがあることなのか…

今全部1人でやってますけどこれ、雇うとなったらその人の給料分も売らなきゃいけない…自分の給料さえない状態なのに…一万円売るのもどれだけ大変なことか…。

ほんとにすごいなってありがたかったなってやっと最近ほんとに理解しました。

だからといって、残業代未払い問題とか悪質なものはダメだと思うし、修行中なんだからと擁護するつもりもないんですけど…あ、今そうなんだ!そんなこと考えたこともなかったなが率直な感想です。

働いてる理由なんて人それぞれ。

しんどいひとは逃げた方がいいと思う。
鬼の体力あるような人には分からないですから…。

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